記憶の棘
日比谷シャンテシネ他公開中 ■story |
キャスト アナ / ニコール・キッドマン ショーン(少年) / キャメロン・ブライト ジョゼフ / ダニー・ヒューストン エレノア / ローレン・バコール ローラ / アリソン・エリオット ボブ / アーリス・ハワード ショーン(夫) / マイケル・デソーテルズ クララ / アン・ヘッシュ クリフォード / ピーター・ストーメア |
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「あの場所で君を待っている」と電話をかけてきた少年は、ショーンが息を引き取った場所がセントラル・パーク内のどこであるかを、正確に知っていた。 「僕の愛は永遠だ」という少年の言葉に、激しく心をかき乱されるアナ。彼女は、少年の母のコンテ夫人に、「私が彼の目をさまさせる」と約束するが、その言葉とは裏腹に、彼女の少年への思いはどんどん強まっていった。少年をアパートに泊め、学校へ迎えに行き、ジョゼフと新居を見に行く約束も忘れ、デートのまねごとに興じる。そんなアナの態度に苛立ちをつのらせたジョゼフは、ある日アナの家族の前でショーンへの怒りを爆発させる。その行為をとがめるアナの冷たい視線にさらされ、いたたまれなくなった彼は、ボブとローラの改装中の家に引っ越していった。 ジョゼフと入れ替わりにクリフォードがアパートを訪ねて来たとき、少年が夫の生まれかわりであると信じるアナの気持ちは、揺るぎないものになっていた。だが、クリフォードは「あの子はショーンじゃない」と主張する。少年は、ショーンの生まれかわりなのだろうか──。 |
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1967年、米ハワイ州のホノルル生まれ。オーストラリアで育ち、10歳で演劇学校へ入学。ミニ・シリーズ「Vietnam」(87)でオーストラリア映画協会賞の主演女優賞を受賞した。89年には、フィリップ・ノイス監督のサスペンス『デッド・カーム/戦慄の航海』(88)に出演。。この作品をきっかけに、ハリウッドへ進出。『デイズ・オブ・サンダー』(90)で共演したトム・クルーズと1990年に結婚して(01年に離婚)話題を集めるかたわら、『ビリー・バスゲイト』(91)でゴールデングローブ賞にノミネートされるなど、女優としても高い評価を獲得。 ガス・ヴァン・サント監督の『誘う女』(95)では、ゴールデングローブ賞のミュージカル/コメディ部門の主演女優賞を受賞し、『ムーラン・ルージュ』(01)では、二度目のゴールデングローブ賞を受賞した。『アザーズ』(01)では、ゴールデングローブ賞と英アカデミー賞にノミネート。『めぐりあう時間たち』(02)で、英米のアカデミー賞とゴールデングローブ賞を制覇。その後も、ゴールデングローブ賞には、『コールド マウンテン』(03)と本作でノミネートされている。 その他の代表作は、『遙かなる大地へ』(92)、『マイ・ライフ』(93)、『バットマン・フォーエヴァー』(95)、『ある貴婦人の肖像』(96)、『ピースメーカー』(97)、『アイズ ワイド シャット』(99)、『ドッグヴィル』(03)、『白いカラス』(03)、『奥さまは魔女』(05)、『ザ・インタープリター』(05)など。新作に、ダイアン・アーバスの伝記映画『Fur』(06)、ダニエル・クレイグ共演のサスペンス・アクション『The Visiting』(06)がある。
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■スタッフ 監督:ジョナサン・グレイザー 脚本:ジャン=クロード・カリエール マイロ・アディカ ジョナサン・グレイザー 製作:ジャン=ルイ・ピエル ニック・モリス リジー・ガワー エグゼクティブ・プロデューサー: ケリー・オレント マーク・オーデスキー 撮影監督:ハリス・サヴィデス,A.S.C. プロダクション・デザイナー:ケヴィン・トンプソン 音楽:アレクサンドル・デプラ 衣装:ジョン・ダン 編集:サム・スニード クラウス・ウェーリッシュ キャスティング:エイヴィ・カウフマン, CSA |
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2004年/アメリカ映画/1時間40分/ビスタサイズ (c)2004 NEW LINE PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED. |
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