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ナイロビの蜂
The Constant Gardener

2007年5月13日 丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー

英国外務省一等書記官のジャスティン(レイフ・ファインズ)は、ナイロビの空港からロキへ旅立つ妻テッサ(レイチェル・ワイズ)を見送った。「行ってくるわ」「じゃ2日後に」それが妻と交す最後の会話になるとも知らずに……。
ジャスティンに事件を報せたのは、高等弁務官事務所長で、友人でもあるサンディ(ダニー・ヒューストン)だった。テッサは車で出かけたトゥルカナ湖の南端で殺された。彼女は黒人医師アーノルドと共に、スラムの医療施設を改善する救援活動に励んでいた。今回もその一環のはずだったが、同行したアーノルドは行方不明、警察はよくある殺人事件として事件を処理しようとした。

 

キャスト
ジャスティン・クエイル/レイフ・ファインズ
テッサ・クエイル/レイチェル・ワイズ
アーノルド・ブルーム/ユベール・クンデ
サンディ・ウッドロウ/ダニー・ヒューストン
サー・バーナード・ぺレグリン/ビル・ナイ
ロービア/ピート・ポスルスウェイト
 

ロンドンには、無条件で信頼できる人物がいた。テッサのいとこで兄妹以上の絆で結ばれていた弁護士のハムだ。彼がテッサから頼まれた調査の結果から、大手製薬会社と外務省のアフリカ局長ペレグリンの癒着にたどり着くジャスティン。彼はまたテッサとハムのメールから、彼女の身の潔白を知るのだった。
テッサが暮らしていた部屋を訪ね、愛に満ちた日々をかみしめるジャスティン。あの時もあの瞬間も、いつだってテッサは全身全霊で自分を愛してくれていた──。泣き崩れるジャスティンが立ち上がったとき、もう迷いはなかった。彼はテッサの想いを遂げるため、陰謀が渦巻く世界へと旅立つ。そこで彼が見つけたものは・・・。
       

PRODUCTION NOTES
プロダクションノートより
フェルナンド・メイレレス監督:
「この作品を監督したいと思った理由の1つは、この物語が非常に独創的な愛の物語であるということ。2つ目は、ケニアで撮影するチャンス。そして3つ目は、製薬会社の陰謀について描きたかったからだ。」
ジャスティンを演じるレイフ・ファインズ:
「ジャスティンは妻テッサの死の真相を追う旅の中で、彼女自身の人生について、そして彼女の自分に対する深い愛を再発見していく。また、彼のキャラクターも静かで控えめな受動的な人物だったのが、妻が対峙していたアフリカの現状に直面することでより能動的な人物へと変わっていく。しかし観客には、彼をごく普通の人間として捉えてほしい」

 
  INTERVIEW
インタビュ−より

レイチェル・ワイズ RACHEL WEISZ    

Q:この映画に参加したきっかけは?
レイチェル・ワイズ(RW):LAで別の作品の撮影をしていたときに、手元に脚本が届いたの。読んだ瞬間から、そのストーリーとテッサというキャラクターに恋におちたわ。フェルナンドが監督することを知り、居ても立っても居られなくなり、すぐさま彼に会いに行き、出演を訴えたんです。

Q:あなたが演じたテッサという女性と、あなた自身のキャラクターを被せることはありましたか?
RW: 私は彼女とは全く違います。テッサは、自分のことよりも、幸薄い人たちを助けることに人生を捧げている活動家です。一方私は、演じることで幾ばくかの人たちに楽しんでもらいたいと思っている、いち俳優です。 ましてや誰かの命を救った経験などありません。しかし大きな共通点があると思っています。それは自分の仕事に対する情熱です。この情熱があったからこそ、私は彼女と強くリンクしたと思っています。この映画において私の責任は「他の人々を助けるために人生を捧げる人間」を全力で演じることでした。



スタッフ
監督:フェルナンド・メイレレス
製作:サイモン・チャニング=ウィリアムズ
脚本:ジェフリー・ケイン
原作:ジョン・ル・カレ
撮影監督:セザール・シャローン
美術:マーク・ティルデスリー
編集:クレア・シンプソン
衣装:オディ・ディックス・ミレー
音楽:アルベルト・イグレシアス
メイク&ヘアー:クリスティン・ブランデル
         
   


オフィシャルサイト
www.nairobi.jp

ナイロビの蜂 (原題:The Constant Gardener)
2005年/イギリス映画/カラー/ビスタサイズ/ドルビーSR・デジタル/上映時間128分/字幕翻訳:松浦美奈

提供・配給:ギャガ・コミュニケーションズ Powered by ヒューマックスシネマ    
協力:日活 
後援: WFP 国連世界食糧計画 
原作:『ナイロビの蜂』(集英社文庫刊) 
オリジナル・サウンドトラック:東芝EMI 

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