アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶 2006年5月20日より 渋谷ライズXにてロードショー カルティエ=ブレッソンの“遺言”ともいうべき “奇跡”のドキュメンタリー。 撮影の大半は、チュイルリー公園を望むカルティエ=ブレッソンの自宅で行われた。メキシコ、捕虜収容所の脱走、戦時下のパリ、助監督もつとめた映画監督ジャン・ルノワールと の出会い、 “マグナム”の思い出、マリリン・モンロー、ココ・シャネル、トルーマン・カポーティ、サルトルとボーヴォワールらを撮影したエピソードが展開していく……。
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キャスト アンリ・カルティエ=ブレッソン エリオット・アーウィット アーサー・ミラー イザベル・ユペール ロベール・デルピール ジョセフ・クーデルカ フェルディナンド・シアナ |
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アーサー・ミラー アメリカの劇作家。1915年ニューヨーク生まれ。1949年の「セールスマンの死」でトニー賞、ピュリッツァー賞を受賞し、テネシー・ウィリアムスと並ぶアメリカ現代演劇の旗手となる。1956年、女優マリリン・モンローと結婚。1961年離婚。50年代、アメリカに吹き荒れた赤(共産主義)狩りを告発した「るつぼ(クルーシブル)」(53)を発表後、議会に喚問され、投獄までされたが最後まで信念を貫き、この時にミラーを支えたのがモンローだった。代表作は他に「橋からの眺め」「転落の後に」など。戯曲の他に、映画の脚本や小説も手がけ、モンロー主演の映画『荒馬と女』(61)はミラーの原作・脚本。2人の離婚は、『荒馬と女』公開直前だった。昨2005年2月10日、惜しくも死去。 |
イザベル・ユペール 女優。1971年映画デビュー。瞬く間にフランスを代表する女優となった。代表作に『パッション』(82/ジャン=リュック・ゴダール監督)、『主婦マリーがしたこと』(88/クロード・シャブロル監督)、『ピアニスト』(01/ミヒャエル・ハネケ監督)、『8人の女たち』(02/フランソワ・オゾン監督)など。これまでにカンヌ映画祭最優秀女優賞を2度獲得している。2005年のベネチア映画祭では、パトリス・シェロー監督の『Gabrielle』で、映画芸術に対する際立った貢献により特別賞を受賞。 |
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アンリ・カルティエ=ブレッソン プロフィール 1908 8月22日、フランス、セーヌ=エ=マルヌ県シャントルー生まれ。 1932 24歳の時、ライカを手にする。 1940-43 3年間ドイツ軍の捕虜となるが、脱走に成功。 1947 ロバート・キャパらとともに“マグナム”を設立。 1948-50 3年間、アジアに滞在し、インドでガンジーの死、インドネシアの独立を取材。 1952 『決定的瞬間』(米国版タイトル)をテリアード社より出版。 1965 数カ月間、日本に滞在。 2003 パリにて大回顧展を開催し、集大成の写真集も出版。アンリ・カルティエ=ブレッソン財団設立。 2004 8月3日、フランス南部で死去。享年95歳。 (参考文献:岩波書店「アンリ・カルティエ=ブレッソン 写真集成」) |
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スタッフ 監督:ハインツ・バトラー 撮影監督:マティアス・カリン サウンド:アンリ・マイコフ 編集:アーニャ・ボンベリ 音楽:バッハ、モーツァルト、モーリス・ラヴェル、マーク・コープランド、マル・ウォルドロン サウンドデザイン:ユルグ・フオン・アルメン 製作総指揮:ウォルフガング・フライ、アニエス・シール |
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