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ドレスデン、運命の日
DRESDEN

4月21日(土)より、シャンテ シネ他にて全国順次ロードショー


■ストーリー
  第二次大戦末期の1945年1月、ドイツ軍はすでに制空権を連合軍に明け渡していた。東部の都市ドレスデンは空襲を免れていたが、いまだに降伏しないヒットラーに対して、イギリス空軍は大攻勢を計画する。
  文化と芸術を誇る美しい街ドレスデンの病院。看護婦のアンナは、外科部長のアレクサンダーをサポートし、空襲警報が鳴っても患者を見捨てようとせず、献身的な仕事を行っている。
  ある日、アンナは病院に隠れている兵士・ロバートを見つける。ロバートはドイツ語を話せるものの、アクセントのせいでイギリス人であることを覚られるのを恐れ、しゃべろうとしない。家に戻ってもロバートのことが気になるアンナ。何とか家族の目を逃れ、再び地下室に向かい、隠れているロバートを助けようと、おそるおそる傷を消毒する。

 


■キャスト
アンナ/フェリシタス・ヴォール
ロバート/ジョン・ライト
アレクサンダー/ベンヤミン・サドラー
カール/ハイナー・ラウターバッハ
 





       



  しかし彼は追撃されて負傷したイギリス兵だった。ドイツ兵に追われている女性を救おうとして巻き込まれ、いたたまれぬ状況に追い込まれる受けるアンナ。だが、アレクサンダーとの感情のズレから、次第にロバートに惹かれていく。
  ある夜、連合軍による無差別空襲が始まり、街は壊滅的な被害を受ける。予期せぬ空襲によって突如崩れ去った平穏な幸せ。そして魂に導かれるまま戦火の中をさまよう・・・。

※   ※   ※

  ■プロダクション・ノートより

 被害者と加害者間の糾弾ではなく、英独双方の“和解”と“反戦”を目的として制作された本作。戦争大作にありがちなひとりの英雄にスポットをあてた作品ではなく、戦争被災者である一般市民の視点で物語は進行していく。アンナ、ロバート、アレクサンダーの3者が織り成す波乱に満ちたラヴ・ストーリーは、『カサブランカ』『パール・ハーバー』などで描かれてきた戦争という時代の波に翻弄される恋人たちを彷彿とさせ、アンナとロバートとの関係にはドイツとイギリス双方の視点が込められており、この映画の重要なテーマである“和解”のメッセージが託されている。


 
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 ドレスデンの聖母教会は1945年の倒壊後、1994年までそのままでしたが、 ジグソーパズルのように瓦礫を元に戻すという作業を経て、2005年に再建されました。 そのドームの上には空襲を行った兵士の息子が作った十字架が取り付けられています。
 ドレスデンの大空襲を描いた作品は本作が初めて。 病院でのシーンを中心に、ユダヤ人であるというだけで防空壕に入れない夫婦や、 ユダヤ人をかくまったという理由だけでいきなり銃殺されるなど、戦争の元で何が行われていたのかも描かれています。
  ドレスデンをソドムとゴモラになぞらえて爆弾を投下する兵士たち、 たった一人の人間のために500トンもの爆弾を使うことのむなしさを嘆く参謀。ほんの一握りのトラブルメーカーたちによって引き起こされた結末は、 到底見合うものではないことが視覚的に伝わってきます。 (JS)








■監督:ローランド・ズゾ・リヒター
1961年ドイツ、マールブルク生まれ。ベルリンの壁をモチーフにした「トンネル」がドイツで700万人を動員。監督作品は「Kolp」(1985年)、「大爆破」(1994年)、「14日」(1997年)、「トンネル」(2002年)、「Re:プレイ」(2003年)など。

■スタッフ
監督:ローランド・ズゾ・リヒター
プロデューサー:ニコ・ホフマン
脚本:ステファン・コルディッツ
撮影:ホリー・フィンク
美術:トーマス・シュタンマー
衣装デザイン:ルシア・ファウスト


     

 

 

   


■オフィシャルサイト
www.dresden-movie.com


後援:ドイツ連邦共和国大使館 提供:ニューセレクト 
2006年/ドイツ映画/150分/ビスタサイズ/
配給:アルバトロス・フィルム 宣伝:アステア