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ドレスデン、運命の日
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■キャスト アンナ/フェリシタス・ヴォール ロバート/ジョン・ライト アレクサンダー/ベンヤミン・サドラー カール/ハイナー・ラウターバッハ |
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※ ※ ※ ■プロダクション・ノートより 被害者と加害者間の糾弾ではなく、英独双方の“和解”と“反戦”を目的として制作された本作。戦争大作にありがちなひとりの英雄にスポットをあてた作品ではなく、戦争被災者である一般市民の視点で物語は進行していく。アンナ、ロバート、アレクサンダーの3者が織り成す波乱に満ちたラヴ・ストーリーは、『カサブランカ』『パール・ハーバー』などで描かれてきた戦争という時代の波に翻弄される恋人たちを彷彿とさせ、アンナとロバートとの関係にはドイツとイギリス双方の視点が込められており、この映画の重要なテーマである“和解”のメッセージが託されている。
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>>> ドレスデンの聖母教会は1945年の倒壊後、1994年までそのままでしたが、 ジグソーパズルのように瓦礫を元に戻すという作業を経て、2005年に再建されました。 そのドームの上には空襲を行った兵士の息子が作った十字架が取り付けられています。 ドレスデンの大空襲を描いた作品は本作が初めて。 病院でのシーンを中心に、ユダヤ人であるというだけで防空壕に入れない夫婦や、 ユダヤ人をかくまったという理由だけでいきなり銃殺されるなど、戦争の元で何が行われていたのかも描かれています。 ドレスデンをソドムとゴモラになぞらえて爆弾を投下する兵士たち、 たった一人の人間のために500トンもの爆弾を使うことのむなしさを嘆く参謀。ほんの一握りのトラブルメーカーたちによって引き起こされた結末は、 到底見合うものではないことが視覚的に伝わってきます。 (JS)
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■スタッフ |
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