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魔笛
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■キャスト タミーノ/ジョセフ・カイザー パミーナ/エイミー・カーソン パパゲーノ/ベン・デイヴィス 若き日のパパゲーナ/シルヴィア・モイ ザラストロ/ルネ・パーペ 夜の女王/リューボフ・ペトロヴァ モノストタス/トム・ランドル 第1の侍女/テゥタ・コッコ 第2の侍女/ルイーズ・カリナン 第3の侍女/キム=マリー・ウッドハウス |
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指導者ザラストロを讃える群衆の歓呼を見て、タミーノはようやくザラストロの正体に気づく。パミーナがザラストロに許しを請うと、ザラストロはこれを快く受け入れる。ザラストロは戦場に"楽園"をもたらすため、タミーノたちに困難な試練を課すことにする。 無数の白い墓碑が建ち並ぶ共同墓地で、平和への祈りをささげるザラストロと群衆たち。若い娘が得られるとあって、パパゲーノもタミーノの試練に参加を決意した。まずは"沈黙の試練"。従軍看護婦たちが巧みに話しかけるがタミーノは頑なに口を閉ざし、おしゃべりなパパゲーノを制して試練を遂行する。 一方、風車小屋に幽閉されたパミーナを見張るモノスタトスは、よこしまな感情を露わにする。そこへ復讐心に燃える夜の女王が登場し、パミーナに短剣を渡してザラストロ殺害を強要。様子を伺っていたモノスタトスがパミーナに迫るも、ザラストロが現れてモノスタトスを追放し、パミーナに復讐の無意味さと寛容の心を説く......。 ※ ※ ※
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物語の舞台を第一次世界大戦前夜にした理由
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>>> 『魔笛』は、モーツァルトが亡くなる1791年に作曲、ウィーンのヴィーデン劇場にて初演されています。 当時隆盛を極めていたイタリア・オペラと異なり、ウィーンの一般庶民を前提として制作されていて、せりふでストーリーを進行させるジングシュピーゲル(歌芝居)の形式は、後のミュージカルに発展したという説もあります。 原作では、古代エジプトの神イシスとオシリスを奉る神殿が舞台となっています。全編に流れる象徴的なテーマや、愛と平和の理念は、モーツァルトが、1784年、28歳でに入会したフリーメイソンの儀式や考え方を連想させます。最期の年に制作したということから、モーツァルトが何を残したかったのかを考えさせられる作品です。 この映画はモーツァルト『魔笛』のプロモーションビデオといった感もあり、オペラになじみのない人でも楽しめるのではないかと思います。 (JS)
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■キャスト |
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(C) THE PETER MOORES FOUNDATION-2006
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