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        サルバドールの朝 
          SARVADOR
        2007年9月22日(土)、シャンテ シネほか全国にて公開  
           
         
          ■ストーリー 
          1970年代初頭、スペイン。長く続いていたフランコの独裁政権に、自由を求める多くの人がようやく反対の声を上げ始めた。 
サルバドール・プッチ・アンティックは、明るくユーモアにあふれ、聡明な青年。同じ大学に通うクカに心を奪われるのだが、彼は、友人の誘いに躊躇しな
がらも、やがて反体制運動に没入していく。しかし、活動資金を得るための銀行強盗がサルバドールの生活を一変させてしまう。なんとも滑稽な口上で銀行
強盗をくりかえすが、やがて、その余裕もなくなり地下生活へと入っていく。 
        
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        ■キャスト 
		サルバドール・プッチ・アンティック/ダニエル・ブリュール  
		クカ/レオノール・ワトリング  
		ヘスス/レオナルド・スバラグリア  
		オリオル・アウラ/トリスタン・ウヨア  
		マルガリーダ/イングリット・ルビオ 
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        仲間も増え、本や機関誌の発行、労働者のスト支援など彼らの活動は順調かに見えた。しかし、甘さの目立つ行動は、警察の監視下の銀行を襲うことで身元
を突き止められてしまう。
仲間割れ、隠れ家を突き止められての逃走。身元を偽装するためにクカを頼るのだが、クカにまで警察の手は迫る。 
1973年9月25日、仲間と密会する予定だった、バルセロナのカフェで、張っていた刑事たちと激しい銃撃戦が起こる。敵も見方もわからない混乱の中、サルバ
ドールの銃弾が若い警官に当たった・・・  
        ※   ※   ※ 
         
         
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          ■プロダクション・ノートより 
        サルバドール・プッチ・アンティック 
Salvador Puig Antich 1948-1974 
バルセロナ生まれのカタルーニャ人無政府主義者。1960年代に主に活動する。軍事裁判にかけられた後、治安警察官殺害で有罪判決を受け、スペイン国家当
局により死刑に処せられた。家族は中産階級で、サルバドールは6人兄弟の3番目として生まれた。 父親のホアキムは、第二共和制時代にアクシオ・カタラの
過激派で、カタルーニャ政治運動家であった。フランスのアーゲル難民キャンプに亡命していたが、スペインに戻った後、死刑判決を受けながらも、最後に
は恩赦された過去を持つ。
  
             
            マヌエル・ウエルガ 監督 コメント(抜粋) 
          
映画として扱われることは稀であった、近代スペイン史におけるフランコ政権末期の厳密な記録から、実際の出来事に基づいて制作を行った。 
人の存在価値を問うこの映画のテーマは、社会学的背景を取り戻すことであり、さまざまな社会グループの幅広い視点に裏打ちされた集団記憶、また、その
時代を生きた世代と若い世代の両方に訴える。彼らは登場人物に共感し、誰かに用意された人生よりもましな生き方を望むこと、不正や凡庸、大勢順応主義
に対して、持てる力を出し切って戦うことに意義を持ち、それを渇望した反逆者たちのことを理解するだろう。
     
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          ほんの30年ほど前に、スペインではこんなことがおこっていたのかと驚かされます。 史実をベースにしているだけに、そこにうずまいていたエネルギーのようなものが伝わってくるようです。 
		  誰にでも愛されそうな魅力のある青年サルバドール。カトリック系の神学校で学んでいますが、手におえない生徒だったといいます。 
		  そんな普通の青年が、正義感から国家へ反逆していくと資料には書かれています。ですが、ラストシーンを見ていると、彼は、行うべき使命を知っていて、自分に逆らわず、それを、忠実に成し遂げたように思えるのです。 
		  後に、スペインの誰もが知るようになるサルバドール。今も、世界中にメッセージを発し続けているのかもしれません。
			(JS)
             
           
        
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		監督:マヌエル・ウエルガ  
1957年スペイン、バルセロナ生まれ。1980−1983年にジョアン・ミロ財団法人の番組ディレクター、プロデューサーとしてキャリアをスタート。1990-1992、
第25回オリンピック大会の開会式と閉会式を監督。1995年、”Antrártida”を初監督。本作『サルバドールの朝』は監督2作目。
  
ダニエル・ブリュール  
1978年スペイン、バルセロナ生まれ。ドイツ人で映画監督の父とカタルーニャ人の母をもつ。"Schule(No More School)"('00)、Das Weisse Rauschen(The 
White Sound)('02)、『グッバイ、レーニン!』('03)、『ベルリン、僕らの革命』(主演)『ラヴェンダーの咲く庭で』(バイオリニスト役)『青い棘』
('04)『戦場のアリア』(ドイツ軍中尉役)('05)などに出演
  
レオノール・ワトリング  
1975年スペイン、マドリッド生まれ。父はスペイン人、母はイギリス人。『マルティナは海』で主演('01)、ペドロ・アルモドバル監督『トーク・トゥー・
ハー』('02)で眠れるバレリーナ役。ほかに『死ぬまでにしたい10のこと』('03)、『バッド・エデュケーション』('04)、『タブロイド』('04)など
に出演。
  
 
 
		
		■スタッフ 
		監督:マヌエル・ウエルガ  
		原作:フランセスク・エスクリバノ  
		脚本:ユイス・アルカラーソ  
		音楽:ルイス・リャック  
		美術:アントン・ゴメス 
		衣装:マリーア・ジル 
		メイクアップ:カイトリン・アチェソン 
	       
           
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       ■オフィシャルサイト 
          http://www.salvadornoasa.com 
        ©Mediapro- Future Films
        2006/スペイン/135分/カラー/ドルビーSRD/シネマスコープ 
          配給:CKエンタテインメント[Kinétique] 
          後援:スペイン大使館 
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