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        グッド・シェパード 
          The Good Shepherd 
        10月20日(土)、日劇1ほか全国ロードショー 
           
         
          ■ストーリー 
           	1961年4月17日、アメリカの支援を受けた亡命キューバ人の部隊が、カストロ政権の転覆をもくろみ、ピッグス湾に上陸。だが、CIA内部の情報漏えいによって作戦は失敗。多数の犠牲者をだす。作戦の指揮をとったエドワード・ウィルソンのもとに1本のテープが送られてくる。録音されていた声にCIAの内通者と敵側スパイの匂いを感じたエドワードは、部下のレイ・ブロッコを通じて、テープと写真の分析を依頼した。
   
場面は、エドワードが諜報の道に足を踏み入れるきっかけとなったイエール大学在学中のシーンに変わる。第2次世界大戦前夜、FBI捜査官のサム・ミュラッハの接触を受け、親独派のフレデリックス教授の身辺を探る任務を頼まれたエドワードは、愛国心に突き動かされるように行動し、教授を辞職に追い込んだ。
大学のエリートで構成された秘密結社スカル&ボーンズのメンバーとして、ディア島で行われた集会に出席したエドワードは、先輩の紹介でサリヴァン将軍と対面し、戦時中の対外諜報活動に参加して欲しいと誘われる。彼は考えるまもなく申し出を受け入れる。
                  
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        ■キャスト 
		マット・デイモン  
		アンジェリーナ・ジョリー  
		アレック・ボールドウィン  
		タミー・ブランチャード  
		ビリー・クラダップ  
		ロバート・デ・ニーロ  
		ケア・デュリア 
		ウィリアム・ハート 
		マイケル・ガンボン 
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           当時、エドワードには図書館で知り合ったローラという恋人がいたが、ディア島集会の夜、上院議員の娘クローバーと関係し結婚するはめに。結婚式もそこそこに、1週間後に戦略事務局の一員としてロンドンに旅立つ。
             
             
 ロンドンに到着早々、英国情報部の下で働き始めたエドワードは、そこで思いがけない人物と再会する。フレデリックス教授である。ナチス協力者のレッテルを貼られてイェール大学を追われた教授は、英国の諜報員だった。彼の指導を受け、情報操作のノウハウを学ぶエドワード。同時に彼は、英国情報部がお荷物になった教授の始末に動くのを目の当たりにした・・・ 
          
        ※   ※   ※ 
         
         
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          ■プロダクション・ノートより 
        『グッド・シェパード』の脚本を執筆するにあたり、エリック・ロスがもっとも興味をひかれたのは
		「CIAそのものと、そのなりたち」だった。「わずか17、8人でスタートした組織が、いまや29000人を擁するまでに成長したんだからね。」と、
		ロスは感慨深げに語る。
  
		脚本執筆にあたり、初期のCIAに関わった人々と彼らの背景を調べたロスは、イエール大学と、
		その学内に作られたスカル&ボーンズというエリート学生たちの秘密結社に行き着いた。スカル&ボーンズのメンバーには、
		現大統領のジョージ・W・ブッシュ、その父でフオード政権でCIA長官に就任していたジョージ・ブッシュ、
		祖父のプレスコット・ブッシュなどの名が上げられるが、CIAの草創期には、このスカル&ボーンズのメンバーのような
		名家出身のアイビーリーグのグループが政府機関を動かしていた。そんな人々を代表するのが、幾人かのモデルをミックスして
		作り上げたエドワードというキャラクターだ。 
            
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          ひとりの架空の諜報員の人生を追いながら、米CIA成立のエッセンスを描いた作品。アメリカの暗部を少しだけ垣間見せているようです。気になるのはスカル&ボーンズの実態ですが、やはり、それを知ることはこの作品からはわかりません。プロダクションノートにもあるようにCIAはイエール大卒が中枢に多く、その存在を強調しながらも、ダメージコントロール的な側面もあるのかもしれません。 
          この作品のモチーフとなっているピッグス湾事件は、麻薬の利権ともかかわっており、スカル&ボーンズが1856年に対中国阿片貿易の利益金がその活動資金に充てられたことと韻を踏んでいます。また、ケネディがこの事件の後にCIAを解散させようとして、暗殺されたという説が有力であることからも、気になる要素は多く含んでいるのでしょう。作品には語られていませんが。
			(JS)
             
           
        
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		■監督・製作:ロバート・デ・ニーロ 
		1943年ニューヨーク州生まれ。マーティン・スコセッシ監督と組んだ『ミーン・ストリート』(73)で注目を集める。『ゴッドファーザーPARTU』(72)でアカデミー賞助演男優賞、『レイジング・ブル』(80)で主演男優賞。『タクシードライバー』(76)、『ディア・ハンター』(78)、『レナードの朝』(90)『ケープ・ファイアー』(91)で主演男優賞にノミネート。代表作は、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(84)、『恋に落ちて』(84)、『ミッション』(86)、『アンタッチャブル』(87)『ミッドナイト・ラン』(88)など。本作は、13年ぶりの監督第2作である。 
        		
  
		
		■スタッフ 
		監督・製作:ロバート・デ・ニーロ 
		製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ 
		脚本:エリック・ロス 
		撮影:ロバート・リチャードソン 
		美術:ジャニーン・オップウォール 
		編集:タリク・アンウォー 
		衣装:アン・ロス 
		音楽:マーセロ・ザーヴォス / ブルース・ファウラー  
	       
             
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       ■オフィシャルサイト 
          http://www.goodshepherd.jp 
        原題:THE GOOD SHEPHERD 2006年/アメリカ/ カラー/スコープサイズ/2時間47分  
          字幕翻訳:松浦美奈 
        配給:東宝東和  
        (C) 2007 UNIVERSAL STUDIOS 
         
        
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