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横浜リーディングコレクション#2

宮沢賢治を読む
『饑餓陣営』 演出:椎名泉水
『オツベルと象』 演出:鳴海康平
『セロ弾きのゴーシュ』 演出:大岡淳



2007年2月21日(水)-2月25日(日)
(各3回、全9回公演)
横浜相鉄本多劇場


コンセプトはショーケース。新旧を問わず、毎回質の高い戯曲・文学テキストをセレクションし、気鋭の演出家との共同制作によりリーディング形式で連続上演する企画です。


■チケット
前売開始: 2007年1月13日(土)
前売 ¥1,500 / 当日 ¥2,000
(日時指定・全席自由席)
*セット券販売 (前売のみ)
  2作品セット券 ¥2,600 (1公演¥1,300)
  3作品セット券 ¥3,000 (1公演¥1,000)
(日程はオフィシャルサイトでご確認ください)

■キャスト

『饑餓陣営』
武田至教
麻生0児(studio salt) 増田知也(studio salt)
高野ユウジ(studio salt) 東享司(studio salt)
木下智巳(studio salt) 松本・F・ 光生(studio salt) 他
パーカッション:栗木健
衣装:佐宗乃梨子(820製作所)


『オツベルと象』
阿竹花子 木母千尋 小寺悠介 坂田直子
佐直由佳子 寺尾恵仁 山田裕子


『セロ弾きのゴーシュ』
今井尋也(メガロシアター) 佐山花織 大岡淳

■ポスト・パフォーマンス・トークゲスト!
○21(水) 演出家、西沢栄治氏 (JAM SESSION)
○22(木) 演出家、横山仁一氏 (東京オレンジ)
○23(金) ミュージシャン、港大尋氏

■スタッフ
音響:和田匡史(第七劇場)
照明:木藤歩 (balance,inc.)
舞台監督:小野八着(Jet Stream)
宣伝美術:西村竜也
記録撮影:升田規裕(M's Video Group)
制作:薄田菜々子(beyond)
プロデューサー・総合ディレクター:矢野靖人(shelf)

■会場
横浜相鉄本多劇場
横浜市西区南幸2-1-22 相鉄ムービル3F

JR・東急東横線・相鉄線 横浜駅下車
みなみ西口徒歩5分

■主催:横濱・リーディング・コレクション 実行委員会
共催:横浜SAAC (横浜舞台芸術活動活性化実行委員会)
横浜市市民活力推進局


 


■詳細・お問い合わせ

横濱・リーディング・コレクション 実行委員会・shelf内
http://yokohama-reading.org

 


■演出家プロフィール


椎名泉水(sutudio salt)
横浜を拠点として精力的に活動中の劇団 studio salt (スタジオ ソルト)の作家・演出家。日々生きていく中でやり過ごしている、日常の苦みを含んだ様々な思いを軸に、敢えて説明を排した脚本と繊細な演出で温度の低い独自な世界を表現。世代を超えた支持を得ている。

 

 


鳴海康平(第七劇場)
1979年北海道生まれ。東京在住。早稲田大学第一文学部在籍中の1999年に劇団を創設。創設当初は劇作も兼ねていたが、2002年より演出に専念。以降、ブレヒトやシェイクスピ、ベケットなどの海外の近現代戯曲や、芥川龍之介などの国内作品を上演。またギリシア悲劇などの古典作品も手がける。 戯曲のテキストに、現代社会の抱える問題を溶解して演出を起案する。リーディング公演としては、三島由紀夫作『班女』や、横浜リーディングワークショップ(2006年)成果発表会では太宰治作『冬の花火』などを演出。演出以外にも、半年の長期ワークショップや、三重県にて高校生ワークショップ、愛国女子短期大学に特別講師として招かれるなどの、教育・育成活動も行う。
財団法人舞台芸術財団演劇人会議会員。日本演劇千年計画実行委員。

 

 


大岡淳(普通劇場)
1970年兵庫県生まれ。演出家・演劇批評家・パフォーマー。「社会変革の手段としての演劇活動」をモットーとして、ブレヒトの方法論に依拠した演出およびワークショップを展開。演劇ユニット「商品劇場」主宰、ミュージカルユニット「チューインガム過激弾」監督を経て、いよいよ今年から劇団「普通劇場」を始動。来る4月24日・25日に麻布DIE PRATZEにて、旗揚げ公演・ブレヒト『闇の光明』を上演する。
(財)静岡県舞台芸術センター芸術局企画運営委員。演劇千年計画実行委員。桐朋学園芸術短期大学、静岡文化芸術大学、河合塾COSMO東京校で非常勤講師を務める。

 

『オツベルと象』
ある日、地主のオツベルのところに大きな白い象がやってきた。
オツベルは象の労働力を買い、騙して自分の所有物にする。
そうとは露知らず、初めは労働を楽しんでいた白象だが
「ある牛飼い」が物語るという形式をとる 『オツベルと象』 は、賢治童話の代表作の一つ。

『セロ弾きのゴーシュ』
町の交響楽団に所属する 『セロ弾きのゴーシュ』
ゴーシュのセロはあまりに下手くそで、楽団の指揮者にいつも叱られていた。
そんなゴーシュのもとに、カッコウを始め、様々な動物が夜毎訪れ、様々な理由でゴーシュに演奏を依頼する。

『饑餓陣営』
戦場で空腹に耐えかねた兵士が、
将軍をたぶらかして胸に下げたお菓子の勲章を食べてしまう
という滑稽きわまる場面で始まる"コミックオペレッタ" 『饑餓陣営』
部下の下士官がそれを悔いて自決しようとする、それを見た将軍が突如変身、
将軍考案の生産体操なるものを兵士に伝授する
農学校教師時代、演劇や音楽、ダンスなどを教育の一環として取り入れていた賢治が、
生徒のために書き下ろした一幕の戯曲。

オフィシャルサイトより転載