武蔵野美術大学工芸・工業デザイン学科卒業制作展クラフトデザインコース2007年2月2日―2月6日 Spiral Garden バーナーワーク、コアガラスといった昨年は見られなかった古典技法や、たたら成形による質感表現が新鮮に感じます。 そして、興味を惹かれるのが、「街のものがたり、目には見えない広がり、ウミニカエリタイ、街はまるで一つの森、緊張感、春のにおい、冬の白い森・・・」といった、展示作品のプレートに書かれているタイトルやことば。クラフトデザインコースの展示では、このテキストが、作品へ接するときの親しみやすさを感じさせてくれます。 透明なガラスの中に、休日に過ごす街のイメージを閉じ込めた横山さんの『Tower』。南欧の白い街並みを俯瞰したように表現した加藤さんの『ジオラマドラマ』。目には見えない街の時間や痕跡を表現した、藤野さんの『街のものがたり』。 街をモチーフにした作品の中に、ふだん忘れかけている、見えないものの痕跡や、生命体としての森であることを気づかせてくれます。 この森は、遠い昔の海の底の世界をイメージした佐藤さんの、『marine bottle』。春の空気を閉じ込めた栗田さんの『春のにおい』。生まれ育った雪国の風景への想いを寄せた木村さんの『冬の白い森』に連なっているかのようです。 |
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横山春奈 Tower ガラス専攻 フュージング |
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藤野尋子 街のものがたり ガラス専攻 プレスによるパート・ド・ベール |
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佐藤瑠璃子 marine bottle ガラス専攻 ポロシリケイトガラス バーナーワーク |
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加藤洋子 ジオラマドラマ 陶磁専攻 陶土、たたら成形、手びねり |
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坂田有貴 箱 陶磁専攻 陶土、たたら成形 |
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田麦奈美子 壺 陶磁専攻 陶土、手びねり |
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栗田明美 春のにおい ガラス専攻 コアグラス |
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木村智美 冬の白い森 ガラス専攻 パート・ド・ベール |
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野村優子 ひとつ ふたつ みっつ、たくさん ガラス専攻 ソーダガラス 宙吹き、溶着、カット |
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注)ここにご掲載した作品は、出展作品の一部です。 |
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