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アメリカを売った男
BREACH

2008年3月8日より、、シャンテシネほか全国ロードショー


■ストーリー
 野心あふれる若きFBI訓練捜査官オニール。上司のバロウズに呼び出された彼は、新しい部署での仕事と共に、FBIナンバーワン特別捜査官、ロバート・ハンセンの監視を言い渡される。
 ハンセンの部下をやりながら、行動を逐一上司に報告するように言われたものの、理由がさっぱりわからない。調べるほどハンセンには怪しいところがないからだ。仕事に疑問を感じ、やる気もなくなってきたオニールは、バロウズに目的を問い詰める。
バロウズは、ハンセンが20年以上にわたり、ロシア圏にアメリカの機密情報を漏らしていると告げる。

 自分の昇進の本当の理由を知らされたオニールの熱意は苦悩へと変わっていく。
堅物で人を信用しないハンセンもしだいに彼を認め、お互いの家族を紹介しあうほどの仲になっていったからだ。だが、ハンセンもオニールの不振な動きに疑いを持ち始める・・・。

 


■キャスト
クリス・クーパー
ライアン・フィリップ
ローラ・リニー
デニス・ヘイスバート
カロリン・ダバーナ
ゲイリー・コール リッチ・ガーセス
キャスリーン・クインラン
 




       

 

■プロダクション・ノートより

2001年2月18日、FBI捜査官ロバート・ハンセンが逮捕された。20年以上にわたりFBIのみならず、CIA、ホワイトハウス、国防総省、国家安全保障局の極秘文書を大量にソ連のKGBに売り続けていたという彼の罪は、世界中に大きな衝撃を与えた。彼がリークしていた情報は、冷戦後から現代に至るまで、世界各地で起こったアメリカを標的としたテロや、次々と発覚していく組織の不祥事など、さまざまな事件に関与していると言われている。

『アメリカを売った男』で描かれた事件が大衆に知られるようになったのは、9.11同時多発テロの数ヶ月前だった。その年の2月18日に逮捕され、スパイ活動の嫌疑によって告発された。その6年後にこの事件がスクリーンに登場したことになる。ハンセンを追い詰めた当時26歳の青年エリック・ニールは事件の後、FBIを去り、弁護士となるべく第2の人生をスタートさせていた。
彼は、ハンセンと仕事をした経験、そして彼との間で培われた特殊な人間関係について家族に語ることがあったが、それを聞いた家族が興味深い映画になりえるものであると彼を説得し、オニールはそのアイデアを実現させるため、FBIに許諾を求めた。
その後、無事に受理され、本作の製作に向けて動き出すことになった。


 
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ビリー・レイ監督は、「偽装の中で、真っ二つに引き裂かれるキャラクターに惹かれているだけかもしれない」という。
人間の持つ二面性を象徴化した作品なのでしょうか。あるいは、他に実在する誰かを暗喩しているのでしょうか。なぜ、今、公開されたかが気になるところです。 (JS)








■監督・脚本:ビリー・レイ
前作『ニュースの天才』(03)では、監督・脚本を担当。『フライトプラン』(05)、『ジャスティス』(02)では、共同脚本を担当している。次回プロジェクトは『Hurricane Season』(08公開予定)。


■スタッフ
監督・脚本:ビリー・レイ
特別顧問:エリック・オニール
製作:スコット・クルーフ
撮影: タク・フジモト
音楽: マイケル・ダナ

     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://www.breach-movie.jp/

2007年/アメリカ/カラー/110分/ビスタサイズ/原題:BREACH
配給 プレシディオ

(C)2007 Universal Studios. All Rights Reserved.