愛おしき隣人
|
■キャスト ジェシカ・ランバーグ エリック・ベックマン エリザベート・へランダー ビヨルン・イングランド ビルギッタ・ペルソン ケマル・セナー ホカン・アンサー |
|||||||||||||
|
※ ※ ※ ■Interview ロイ・アンダーソン ― この映画はオリジナリティが溢れています。アイデアはどのように生まれたのですか? ある古いアイスランドの詩の「人は人の喜びである」という一節が好きです。とても良い。しかし私はこうも考えます。「人は人の喜びだけではない」。人は人にとって恐れや敵でもあります。私たちは、お互いに頼り合ってもいます。どういった形であれ、関係しているのです。それが私を魅了するのです。 ― 本作の構想を始めたとき、いつもよりもさらに人間観察されましたか? 私は15歳の時、作家になりたかったのです。言葉に魅了されていました。そして美術。画家や彫刻家になりたかったです。映画を作るということは二つの野心を組み合わせることができます。それに私は演奏もします。映画作りにはこれら3つの要素が融合されています。その年齢で作家になりたいと思うなら、生まれつき人間に興味があるか、人間についての書物を読むのが好きかどちらかです。ですから私にとって人を観察し、インスピレーションを受けるのはとても自然なことなのです。 ― この映画の特殊なスタイルは常に意図していたことですか? 一つの長いストーリーでなく、たくさんの様々なエピソードを描くという手法については? その通りです。デビュー作『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー』では一人の登場人物を描く伝統的な手法を用いました。二作目「Giliap」も同じです。しかし、突然それが退屈だと思うようになりました。「違う、違う、違う。こういう映画を撮りたいのではない。全く違ったことをしたい」と思ったのです。たぶん(フェデリコ・)フェリーニに影響されたのでしょう。『散歩する惑星』で試み、本作『愛おしき隣人』ではさらにその手法を推し進めました。次の作品についてはまだわかりません。
|
|||||||||||||
主題とユーモア 簡潔な絵画的描写
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
2007年/35mm/スウェーデン=フランス=デンマーク=ドイツ=ノルウェー=日本 |
|||||||||||||
|
||||||||||||||