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ラスベガスをぶっつぶせ
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2008年5月31日(土)より有楽座ほか全国ロードショー


■ストーリー
  MIT(ボストンのマサチューセッツ工科大学)の学生ベン・キャンベル。 彼と親友たちは、ロボットコンテスト用の工学ロボの研究をする、オタク系のMIT学生の典型。 そんなジムの夢は、MITを卒業した後は、母親の夢でもあるハーバード大学医学部へ進学し、 医師への道を歩むこと。そのためには、学費30万ドルを用意しなければならない。
母子家庭のジムにとってはあまりにも巨額の学費のために、奨学生の試験を受けるがうまくいかず。 スーツ・ショップでのアルバイトでは到底追いつかない金額のために頭を抱えている。

天才的な数学力を持つベンの才能に、ある日、ミッキー・ローザ教授が気づく。 ローザ教授は優秀な生徒を集めて、秘密の研究をしていたのだ。 その研究とはブラックジャックで必ず勝つ方法=カード・カウンティングの習得。 ベンはローザ教授に招かれ、チームを訪ねる。 集まっていたのは教授と学生のジル、キアナ、チョイ、フィッシャーの5人。
彼らがしていることがどうにも信じられず、一度はその場を去るベン。 だが、母親に「奨学生の試験はパスしたから援助はいらない」などと心配をさせない為のウソをついてしまった彼には、 お金がどうしても必要。しかも、メンバーには以前から憧れていた学内一の美女ジルがいる。彼の心は葛藤する。

 


■キャスト
ベン・キャンベル/ジム・スタージェス
ジル・テイラー/ケイト・ボスワース
チョイ/アーロン・ヨー
キアナ/ライザ・ラピラ
フィッシャー/ジェイコブ・ピッツ
マイルス/ジョシュ・ガッド
キャメロン/サム・ゴルザリ
コール・ウィリアムス/ローレンス・フィッシュバーン
ミッキー・ローザ/ケヴィン・スペイシー
 





       

 

 学費のため、と割り切って、研究チームのドアをたたくベン。 徹底的にカード・カウンティングのイロハを叩き込まれるが、天才的な数学の才能を持つベンだけに、のみこみは早かった。
 数々のテストをパスし、チーム内でもズバ抜けたセンスの持ち主と認められたベンは、 チャイナタウンの地下カジノで最終試験を受けることに。段取り通り、決まった合図によって席に着いた彼の前にカードが配られる。 ジムは、トレーニングで得た勘と暗号を駆使して大成功! 最終試験にパスしたのだ。 

 ラスベガスに乗り込んだチームは、週末を利用して超高級ホテルのスイートルームに集結。 それぞれの役に徹してカジノに潜入し、ブラックジャックで次々大金を稼ぎ出す。
こ うして、ラスベガスでの贅沢を謳歌するセレブと、ボストンに戻ると普通の大学生、という二重生活を送ることになったジム。 しかも憧れのジルとも親密な仲になりつつあった。だが、それも長くは続かない。 ベンはスリリングでリッチなラスベガスでの暮らしに楽しみを覚えてしまい、 ボストンでの地味な学生生活では満足できなくなってしまう・・・

 

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■プロダクション・ノートより

この作品は1990年代のMITの学生グループの実話がもとになっている。 プロデュースとローザ教授役を務めたケヴィン・スペイシーは、 「彼らがポケットに鉛筆をさして歩いているガリ勉たちだったボストンでの生活と、 どんな人物にもなることができたラスベガスでの彼らの生活とが並列しているストーリーが気に入った」
だが、スペイシーの製作パートナーであるデイナ・ブルネッティは 「MITの学生がラスベガスをぶっつぶしたという噂を聞いた。これは映画のアイデアとして最高だと思ったが、 原作のベン・メズリックがワイヤード誌に記事を書くまでは映画化の話は何も起きなかった」という。 そのメズリックの記事は、ワイヤード誌の2002年9月号に掲載された。
ラスベガスを出し抜いたMITの天才たちの活躍を記した記事には、大金のかかったゲーム展開や、 彼らが間一髪でカジノの警備員から逃れる様子、そしてきらびやかで豪華なラスベガスのライフスタイルの表裏などが書かれていた。 実話でありながら、まるでハリウッド製のスリラーのようだったのだ。
すぐにこのストーリーの持つ大きな可能性に気づいたブルネッティは、 メズリックに連絡をとった。しかしメズリックは、学生たちの誰かがいたずらをしているのだろう、と思ったという。 その後間もなく、ブルネッティとスペイシーはこの原作の映画化権を取得した。

 
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MITの学生グループが、その数学的才能を生かして、ラスベガスのカジノで一儲けするという実話をもとにした作品。 主演のジム・スタージェスが前作、「アクロス・ザ・ユニバース」に続き好演。カジノで大もうけするといえば痛快だが、そこには必ず落とし穴が用意されているという人生訓もあり、楽しめる。(JS)






■監督:ロバート・ルケティック
1973年、オーストラリア・シドニー生まれ。オーストラリアの映画学校ビクトリアン・カレッジ・オブ・アーツ、スクール・オブ・フィルム・アンド・テレビジョン卒業後、短編映画『Titsiana Booberini』は、サンダンス映画祭をはじめ、数々の賞を受賞。ハリウッドの長編デビューは『キューティ・ブロンド』(01)。他に手がけた作品には、ケイト・ボスワース主演の『アイドルとデートする方法』(04)など。現在、ロマンティック・コメディ『The Ugly Truth』(09)を製作中。



■スタッフ
監督:ロバート・ルケティック
製作総指揮:ウィリアム・S・ビーズリー、ブレット・ラトナー、ライアン・カヴァナー
製作:デイナ・ブルネッティ、ケヴィン・スペイシー、マイケル・デ・ルカ
脚本:ピーター・スタインフェルド、アラン・ローブ
原作:ベン・メズリック著「ラス・ヴェガスをブッつぶせ!」アスペクト刊
撮影監督:ラッセル・カーペンター,ASC
美術監督:ミッシー・スチュワート
編集:エリオット・グレアム
衣装デザイナー:ルカ・モスカ
音楽:デヴィッド・サーディ

     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://www.sonypictures.jp/movies/21/index.html

(C)2008 Sony Pictures Digital Inc.

2008年/アメリカ映画/原題:21
スコープサイズ/全6巻/3,364m/2時間2分/SR*D
SR/字幕翻訳:菊池浩司
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント