美しすぎる母
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■キャスト バーバラ・ベークランド/ジュリアン・ムーア ブルックス・ベークランド/スティーヴン・ディレイン アントニー・ベークランド/エディ・レッドメイン ブランカ/エレナ・アナヤ ブラック・ジェイク/ウナクス・ウガルデ ピラール・デュラン/ベレン・ルエダ セス/ヒュー・ダンシー |
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1968年、バーバラは知り合いのジェイクを迎えるためマジョルカ空港にいた。 取り乱し、心の底からの罵声を2人に浴びせ、泣き崩れるバーバラ。
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監督トム・ケイリン インタヴュー プロデューサーのクリスティーン・ヴァションが、何年も前にナタリー・ロビンズとスティーヴン・M・L・アロンソンが書いた原作"Savage Grace"を読むようにくれました。ベークランド一族の物語の核心にある真実に衝撃を受けました。物語の持つ、古典的な悲劇の要素に釘付けになったんです。優美さと暴力性という相反する組合せを持ち、悲劇的で美しかった。でも映画中では恐ろしいクライマックスとして描かれているバーバラの死は、彼女の物語のほんの一部分でしかない。彼女のいかにもアメリカ人らしいキャラクター(生まれながらにギャンブラー気質で、自力でのし上がろうとする1940年代の女性)や、きらめく栄光と破滅的な落ちぶれ方には、優れたドラマの要素が含まれていた。『美しすぎる母』では、まず核心にある謎について考えました。「母親を殺したのは息子トニーの責任なのか? それとも実質的にはバーバラが、歪んだナルシズムでトニーに自分を殺すようにしむけたのか?」
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>>> プラスチックの生みの親といわれる、ベークライトを発明したベークランド家の3代に渡る物語の最後の部分を描いた作品。現代に通じる、母と息子の関係、上流社会への羨望と挫折など興味深い。 (JS)
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1962年イリノイ州シカゴ生まれ。84年、イリノイ大学で絵画の美術学士号を、87年にザ・スクール・オブ・ジ・アート・インスティトゥート・オブ・シカゴで写真とビデオの美術学修士号を取得。88年ホイットニー美術館のインディペンデント・スタディ・プログラムで研究生として学ぶ。 |
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2007年スペイン=フランス=アメリカ/ドリーマシーン製作/カラー/1時間37分/ヴィスタサイズ/ドルビーデジタル |
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