アクロス・ザ・ユニバース
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■キャスト ルーシー/エヴァン・レイチェル・ウッド ジュード/ジム・スタージェス マックス/ジョー・アンダーソン セディ/デイナ・ヒュークス ジョジョ/マーティン・ルーサー・マッコイ ドクター・ロバート/ボノ ミスター・カイト/エディ・イザード 歌う看護士/サルマ・ハエック ホームレス/ジョー・コッカー |
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マックスはタクシーの運転手を始め、ジュードはアーティストの道を探りながら、新しい生活が始まった。そして、ルーシーも兄を訪ねてやってくる。ベトナム戦争で恋人を失ったルーシーは兄への召集令状を携えていた。兄の身を案じ、不安を拭えないルーシーをジュードはやさしく慰める。 しかし、マックスについに徴兵される時ががくる。兄を思うルーシーは反戦運動に共鳴し、しだいにその活動にのめりこんでいく。そんなルーシーへの違和感と不満を膨らませたジュードは、彼女のいる反戦活動組織に乗り込み、感情を爆発させるのだが・・・
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テイモアは当時の人々の率直な精神を賞賛する。「人々は可能性を信じ、賭けていた。ルーシーが『兄を戦場から帰してくれるなら戦車の前に寝そべってやるわ』というようにね。『無駄だ』と帰すジュードにがっかりしながらも、ルーシーは『やってみなくちゃわからないじゃない』と言うの。こうしたチャレンジ精神には感動させられるわ」 「常に当時を思い出して、今の自分に当てはめたり、今と何が違うのかを真剣に考える必要があると思うわ。あの時代は現代の私たちにとって重要な、意味のある時期だったからよ」
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>>> 反戦、ドラッグ、ポップアート、ヒッピーカルチャー、フラワームーブメント、サイケデリック・・・元気なエネルギーに満ちていた1960年代の後半。 世界がグローバル化する前夜、この時代の若者たちを描いた群像劇。 『ライオン・キング』を演出したジュリー・テイモアが、200以上のビートルズ作品から、1960年代という時代を語る上でふさわしい33曲を選び出し、ミュージカル仕立てにストーリーを作り上げた作品である。 テイモア監督は、60年代の若者が直面した問題の多くは、現代にも通じるものだと考えているという。それが、全編に現れているエネルギーのようなものなのかもしれない。 ダンスパフォーマンスとアーティスティックなビジュアルがテイモアの世界を印象付けている。 ビートルズの歌詞をあらためて確認できるのもいい。(J.S)
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フールズ・ファイア( Fool's Fire, 92) 舞台作品 |
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2007年/アメリカ/英語/カラー/2時間11分 / |
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