1000の言葉よりも
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■出演 ジブ・コーレン ガリット・グットマン J・P・パピス ツヴィ・イェヘズケリ ヨナタン・トルゴブニック アッタ・アウィサト キネレット・プッサーニ |
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Q:あなたのドキュメンタリーを撮りたいというオファーはいつ、どのような経緯で話しが来たのですか?ご自身が報道写真という形で「現実の世界を切り取る」という事を仕事とされているわけですが、ご自身が対象となることについてどう思われましたか? ある日突然、監督のソロが私に会いたいと連絡してきました。
会って話しをしてみると、彼は私に関するドキュメンタリーを撮影したいというのですが、最初は断りました。 自分自身が被写体となる事自体はそれほど困難な事ではありませんでしたが、
撮影の初日から明確にした点があります。
それは、この映画はあくまでもソロの作品であって私との共同制作ではないという点、
つまり私自身もドキュメンタリストであるがゆえ、私は同時に被写体と制作者にはなれないという事です。
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© Ziv Koren © Ziv Koren |
紛争当事者の両側で撮影することは、特に私がイスラエル人であるという点からも非常に危険な行為です。しかしプロパガンダではなくフォトジャーナリズムを成立させるためにはバランスの取れた取材をしなくてはなりません。
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>>> 1000の言葉よりも、1枚の写真がどれほど人の心を動かすのか。報道写真の意味を1人のイスラエル人フォトグラファーの日常にスポットをあて、探ろうとしたドキュメンタリー。 1枚の写真を撮るための労力と危険。それは、金銭に見合うものではないということが伝わってくる。 テロ現場で、カメラマンや救助にあたった人々の心理的な後遺症までも取り上げている。全編に流れる家族へのインタビューも興味深い。 悲惨なもの、深刻な問題から人々が目を背けようとしている今日、フォトグラファーの行動そのものを追うことが、今を捉える上で重要なのかもしれない。(J.S)
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© Ziv Koren |
15歳の時に父親のVHSカメラを用いて短編ドキュメンタリーを初めて制作。 “Keep On Dancing” 24分 (03、日本未公開) ■ジブ・コーレン |
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2006/イスラエル/78分/オリジナル言語:ヘブライ語、英語/カラー |
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“過去45年の中で最も重要な写真200”に選ばれた衝撃の作品など、ジブ・コーレンの作品50点を展示します。 □写真展『1000の言葉よりも―ジブ・コーレン報道写真展』 □ジブ・コーレンによる報道写真ワークショップ
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