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落下の王国
THE FALL

2008年9月6日(土)より シネスイッチ銀座、渋谷アミューズCQN、新宿バルト9他全国順次公開


■ストーリー
  1915年、ロサンゼルスのとある病院。5歳の少女アレクサンドリアは、家業のオレンジ収穫を手伝っているときに、木から落ちて入院中。ある日、病院の窓から、親しい看護師エヴリンに向かって手紙を投げた。ところがその手紙は、彼女の元へは届かず、下の病室のロイの手に。
  スタントマンのロイは、映画の撮影中、怪我を負い病室のベッドに横たわっていた。さらに、追い討ちをかけるように恋人を主演俳優に奪われ、自暴自棄になっていた。
  アレクサンドリアが病室に入って、ロイから手紙を取り返そうとすると、ロイは、彼女の名前を聞き、アレキサンダー大王にちなんだ話をし始める。少女は、物語に夢中になり、翌日も物語を聞くために、ロイのもとに訪れる。

 ロイは動けない自分に代わって、自殺するための薬を薬剤室から盗んで来させるべく、純真無垢な彼女を利用することを計画。アレクサンドリアの気を引こうと、思いつきの冒険物語を聞かせ始める。

 それは、6人の勇者が世界を駆け巡り、悪に立ち向かう「愛と復讐の冒険談」だった。
 その場しのぎで紡いでいった他愛も無い寓話は、やがて少女と青年の唯一無二の《二人の物語》となり、少女に希望を与える・・・。

※   ※   ※

 


■キャスト
カティンカ・アンタルー
ジャスティン・ワデル
リー・ぺイス
キム・アーレンブルック
エイディン・リスゴー
ショーン・キルダー
ロナルド・フランス
アンドリュー・ロソウ
マイケル・ハフ
エミール・ホスティナ
ロビン・スミス
ダニエル・カルタジローン
レオ・ビル
ジュリアン・ブリーチ
 


       
 






       


■プロダクション・ノートより

監督:ターセム インタビュー

「僕がパサデナ・アートセンター・カレッジ・オブ・デザインに通っていたとき、ミュージシャンのブライアン・イーノが一度だけ講義に来て、非常に興味深いことをしゃべったんだ。
それは、記録された音楽――つまり、レコードができる前、音楽家たちは聴衆に応じて演奏の仕方を変えていた。ストーリーテリングも同じで、書物ができてからは物語がフィックスされて伝えられるけれど、本来は、聞いてる相手によって語り方を変えていくのが“物語ること”の最もプリミティブな形だったはず。

くに話を聞かせる相手が子供だと、そこに誤解やずれがたくさん生まれるだろう。しかも子供の持つイノセンスが、逆に大人の話す物語に影響を与えて変えていく。これって、今でいうとDJみたいなものだと思うんだ。DJはたくさんのねたを用意して、聴衆の反応を見ながら音楽のペースやムードを変えていく。そういう語り口に僕はトライしてみたかった」


 
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インディペンデントスタイルにより、無名のキャストばかりを起用し、予算はターセム監督本人の自己資金。つまり、自分の本当にやりたい企画を映画化したのがこの作品だという。
世界遺産13箇所、24カ国以上の及ぶロケ。映像美が期待通りかどうかが、やはり最も気になるところ。 (JS)








■監督:ターセム
1961年インド、パンシャブ地方生まれ。ヒマラヤの寄宿学校で教育を受け、24歳でアメリカに渡る。1991年にR.E.Mのミュージックビデオ「ルージング・マイ・レリジョン」を監督。その後、スミノフ、ナイキ、コーク、リーバイス、ペプシなどのコマーシャルを監督。2000年、『ザ・セル』で映画監督デビュー。



■スタッフ
監督:ターセム
エクゼクティブ・プロデューサー:アジット・シン、トミー・タートル
共同プロデューサー:ニコ・ソウルタナキス、ライオネル・コップ
脚本:ダン・ギルロイ、ニコ・ソウルタナキス、ターセム
美術:ゲド・クラーク
音楽:クリシュナ・レヴィ
衣装:石岡瑛子


     

 

 

   


■オフィシャルサイト
準備中

(C)2006 Googly Films, LLC Rights Reserved.

2006/アメリカ /118分 /ビスタ
字幕翻訳:太田直子
配給:ムービーアイ・エンタテインメント