敵こそ、我が友
2008年7月26日、銀座テアトルシネマ他にて公開 戦後の混沌としたヨーロッパ。アメリカ陸軍情報部(CIC)に雇われ、戦後のドイツにおける「ナチス残党集め」の中心人物となる。彼は身の安全と多額の報酬を与えられ、CICのエージェントとしてスパイ活動をしていた。アメリカ側がナチス戦犯を利用していることをフランス当局に察知されると、バチカン右派の神父たちが策動し、クロアチアの戦犯であるドラガノヴィッチ神父が南米への逃亡で重要な役割を演ずる。
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■出演 クラウス・バルビー ニール・アシャーソン ウーテ・メスナー イザベル・ヒルトン セルジュ・クラルスフェルト ジャック・ヴェルジェス |
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1951年にボリビアへ到着したバルビーは、クラウス・アルトマンと名を変える。ボリビア軍将校たちと親交を持ち、ボリビアの政治に関わるようになる。ナチスの残酷な拷問ノウハウを南米へ輸出し、しだいに政治的抑圧の陰の立役者となっていく。チェ・ゲバラのゲリラ戦をも封じ、ゲバラ殺害の戦略は自分が立てたと自慢する・・・
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なぜ、クラウス・バルビーについてのドキュメンタリー映画を監督したのですか?そして、なぜ、今なのでしょうか? ジャック・ヴェルジェス弁護士の調査をしていた時、彼の取り扱った訴訟事件のひとつに興味を持ちました。それがクラウス・バルビーだったのです。
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>>> このドキュメンタリーには驚くべきことが語られている。アメリカ政府とナチス残党とのつながりである。それも政府高官の証言まで。すでにこういう話はWEB上で散見できるが、こうあっさりとおおっぴらに語られると唖然としてしまう。映画の持つリアリティなのかもしれない。国際社会の裏で何が起こっているのか、へヴィーだけど重要な事実を明かした作品。(J.S)
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2007年 /フランス/イギリス/90分/カラー/1.66/35mm/ |
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