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BOY A
2008年11月公開
■ストーリー
ケースワーカーのテリーからスニーカーをプレゼントされた青年。ケリーの勧めで新しい名前をつける。24歳になる青年はジャックという新しい名前をつけ、第2の人生をスタートさせる。新しいアパートに着いたジャックは、テリーの甥として紹介される。家の外には警護の警官の姿がある。不安げなジャックに、テリーは「過去の君は死んだ』と言い聞かせる。
ジャックは新しい職場に行く。そこは運送会社で、同世代のクリスとペアを組むことになった。ある日ジャックは、クリスに後押しされて職場のミシェルを誘う。ミシェルは日ごろから気になっていた女性だった。
彼女の部屋を訪れたジャックは、不器用ながらも思いを告白し、ミシェルも彼を受け入れ始めた。
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■キャスト
アンドリュー・ガーフィールド
ピーター・ミュラン
ケイティ・リオンズ
ショーン・エヴァンス
ジェレミー・スウィフト
アンソニー・ルイス
アルフィー・オウエン
テイラー・ドハーティ
スカイ・バネット
ジェームズ・ヤング |
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新しい世界は、何もかもがうまくいっているようだった。しかし、偽りの姿でいることはジャックにとって幸せでもあり、苦しみでもあった。ジャックは、せめてミシェルには本当のことを打ち明けたいと、テリーに懇願する。しかし、テリーは君の安全のために、絶対に過去の事を口外してはいけないと言い聞かせる。
世間では「BOY A」が社会に出てきたことが報じられていた。ネットで懸賞金がかけられ、世の中の人々の「BOY A」への憎しみはまったく薄れていなかった。
ある日、クリスと配達に出たジャックは、その途中で事故を起こした車を発見。助手席の少女を助け出し、命の重さを感じる。そして、この行為によってジャックは、新聞記事になってしまう・・・
※ ※ ※
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■プロダクション・ノートより
脚本家からのメッセージ
この映画はジョナサン・トリゲルの小説「BOY A」を原作にしています。
初めて読んだとき、私は特に最初の2章に興奮し魅了されました。
そのタイトルから想像できますが、主人公は過去に何か大変なことをした。
しかし、はっきりと何をしたかはわからない。
ここに強い感情の緊張が生まれたのです。
映画『BOY A』で、私たちがやろうとしたことは、原作同様、観客に、彼が何をしたかを具体的に知る前に、まず彼という人間に出会ってもらうことでした。
そして彼と感情の旅をしてもらいながら、彼が過去に何をしたのかを少しずつ明らかにしていく。
はたして過去を知ることで、それまで彼について感じていたことは変わるのか。
それがこの映画にとって最も大切な点です。
ですからどうぞ、先入観をすてて、主人公の青年を見てください。
そして、まだこの映画をご覧でない方には、彼の過去を明らかにされないようお願いします。
脚本:マーク・オロウ
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暗い過去を背負いながらも、新しい人生をスタートさせたひとりの青年のストーリー。不器用で誠実そうな人柄が主人公に対する見方をポジティブな気分にさせる。
マスメディアのあり方や、ソーシャルワーカーのシステムに対する日本とイギリスの違いなど、「裁く」ことに対する私たちのあり方が問われているような作品。(JS)
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■監督:ジョン・クローリー
1969年、アイルランド、コーク生まれ。コーク大学を卒業後、ロンドンのブッシュ・シアター、ダブリンのアビー・シアターなどで演出を手がける。マーティン・マクドナー作の「ピロ−マン」でトニー賞演劇演出賞にノミネート。
映画デビュー作は、マーク・オロウの脚本による『ダブリン上等!』(03年)。ブリティッシュ・インディペンデント・アワード新人賞受賞。本作がオロウとの2作目にあたる。
■スタッフ
監督:ジョン・クローリー
製作:リン・ホースフォード/ニック・マーストン/タリー・ガーナー
脚本:マーク・オロウ
原作:ジョナサン・トリゲル
製作総指揮:リザ・マーシャル
ヘアメーク:ジェシカ・テイラー
衣装:ジュリアン・デイ
作曲:パディ・キュネーン
音楽スパーバイザー:リズ・ギャラハー
編集:ルチア・ズケッティ
美術:ジョン・ヘンソン
撮影:ロブ・ハーディ
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(C)THE WEINSTEIN COMPANY,FILMFOUR CUBA PICTURES
原題:BOY A
2007年/イギリス/1時間47分/カラー/1:1.85
字幕翻訳:齋藤敦子 配給:シネカノン
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