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マンマ・ミーア!
MAMMA MIA!

2009年1月30日より、日劇1ほかにてロードショー


■ストーリー
  エーゲ海に浮かぶギリシャの美しいリゾート、カロカイリ島。ソフィは、この島で小さなホテルを経営するドナの一人娘。明日、婚約者のスカイと結婚の日を迎える彼女には、彼にも母親にも内緒にしている秘密があった。母子家庭で育ったソフィは、父親が誰かを知らない。ドナから溢れるほどの愛情を一身に浴びて育ってきたが、“結婚式ではパパと一緒にヴァージン・ロードを歩きたい”という夢をあきらめることができなかった。
  それを叶えるために、ソフィは、20年前の母の日記に恋のお相手として名前があげられていた3人―自分の父親かもしれないサム・カーマイケル、ビル・アンダーソン、ハリー・ブライトにドナを差出し人にして結婚式の招待状を送った。これできっと夢が叶うと思うと、ソフィは胸の高鳴りを抑えることができなかった。

  建築家のサムはニューヨークから、銀行マンのハリーはロンドンからギリシャへ到着。フェリーに乗り遅れた者同士として知り合いになった2人は、スウェーデン人冒険家のビルのヨットに便乗させてもらい、やっとカロカイリ島に上陸した。
  やがてホテルへやって来た3人を、ソフィは慌ててドナの目の届かないヤギ小屋へ案内する。3人に招待状を送ったものの、まさか3人が一緒にやってくるとは想像もしていなかったのだ。そして、招待状を送ったのが母ではなく自分であることを明かした彼女は、「結婚式のサプライズのために、ここに隠れていて」と頼み込む。

 


■キャスト
メリル・ストリープ
アマンダ・セイフライド
ピアース・ブロスナン
コリン・ファース
ステラン・スカルスガルド
ジュリー・ウォルターズ
クリスティーン・バランスキー
ドミニク・クーパー
 





       

 

 ところが、偶然にも小屋へ修理道具を取りに行ったドナは、20年前に時間差でつき合った元カレ3人が、 一つ屋根の下で談笑する姿を目撃してしまった。たちまちドナの脳裏に浮かぶ遠い過去の記憶。 「愛してる」と言いながら婚約者の元へ去って行ったサム、失恋の痛手を持ち前の明るさでなぐさめてくれたビル、 ヘビメタファッションでギターの弾き語りを聞かせてくれたハリー・・・。
  今、その3人がそろって自分の前に現れ、驚きと困惑にかられたドナは、 「今すぐ島から出て行って」と言い放ち、小屋から飛び出すと、高ぶる感情を抑えきれずに泣き出してしまう。 そんな彼女を心配する親友のロージーとターニャ。 泣きたい時はいつも肩を貸してくれた2人の励ましを受けたドナは、 彼女たちとドナ&ザ・ダイナモスというヴォーカル・グループッを組んでいた頃の自分を思い出し、元気を取り戻した。

  一方、ドナの剣幕に圧倒された3人は、ヨットで出かける。 彼らが帰ってしまうものとあせったソフィは、ヨットに同乗し、父親候補3人とドナの話に花を咲かせる。 だが、ソフィは一層「本当のパパは誰?」と頭を悩ませることになった・・・

※   ※   ※


       
 




       


■プロダクション・ノートより

「舞台のトーン、エネルギー、スピリットを保持することがで可能であれば、素晴らしい映画になることがわかっていたと語る、製作のゲイリー・ゴーツマン。
「はっきりわからないけど、私たちがマンマ・ミーアの真髄と呼ぶ何かが存在するの」と語る、ジュディ・クレーマー。ふたりはその真髄を守るために、舞台版を成功させた中心メンバーを終結することで合意。
結果、演出のフィリダ・ロイドと脚本家のキャサリン・ジョンソンは、初めて本格的に映画の仕事に取り組むことになった。

「『マンマ・ミーア!』は、最初からずっと映画だったわ」と、フィリダは言う。「魅惑的な島を舞台にしたこの作品は、さまざまな意味で、ステージから降りてスクリーンの世界に飛び込みたくてたまらなかったの」
フィリダは、007映画で有名なロンドンのパイン・ウッド・スタジオの巨大なステージや、陽光きらめくギリシャで撮影することに、開放感を味わった。彼女は、映画における空間の扱い方さらに探求するために、舞台版の元出演者たちを使って事前にテスト撮影を行うこともした。「歌の構成や、振付をどうするかといったことを確かめたかったの。最も重要なことは、実際にカメラを手にして、いつカメラを動かし、いつ動かさないかを確かめることだった」と彼女は説明する。

一方のジュディは、舞台に引き続きABBAのベニー・アンダーソンとビョルン・ウルヴァースの協力を得て、視覚的にもテーマ的にも舞台をスケール・アップできることに興奮を覚えた。「ベニーとビョルンの参加は引き続き重要なことだった」とジュディは語る。
「彼らに密接にプロジェクトに携わってもらい、音楽に手を加え、俳優たちと一緒にレコーディングに立ち会ってもらうというのは、私たちにとって非常にわくわくする考えだったの」・・・



 
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1999年のロンドン初演以来、全世界170都市以上で上演されたミュージカルの映画化。
ギリシャの小島を舞台に、小さなリゾートホテルを経営するシングル・マザー。その娘の結婚式前日から当日までの24時間を描いている。 (JS)








■監督:フィリダ・ロイド
1957年生まれ。イギリスのミュージカル、オペラ演出家。
99年舞台ミュージカル版「マンマ・ミーア」の演出を担当。
主な演出作品は、『私に近い6人の他人』(ロイヤルコート劇場)、『三文オペラ』『メアリー・スチュアート』(ドンマー・ウェアハウス)、『ぺリクリーズ』『執事は見た』『ミス・ブロディの青春』『マルフィ公爵夫人』(ナショナルシアター)など。
オペラの演出は、『ラ・ボエーム』『王女メディア』『グローリアーナ』(オペラ・ノース)、『マクベス』(パリ国立オペラ、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウス)、『侍女の物語』(コペンハーゲン、英国国立オペラ、トロント)、『ワルキューレ』『ジークフリート』(英国国立オペラ)など。



■スタッフ
監督:フィリダ・ロイド
脚本:キャサリン・ジョンソン
製作:ジュディ・クレーマー、ゲイリー・ゴーツマン
作詞・作曲:ベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァース(一部スティグ・アンダーソンとの共作による)
原曲:ABBA
製作総指揮:ベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァース、リタ・ウィルソン、トム・ハンクス、マーク・ハッファム
撮影:ハリス・ザンバーラウコス
プロダクションデザイン:マリア・ジャーコヴィク
衣装:アン・ロス
音楽監督:アンソニー・ヴァン・ラースト

     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://www.mamma-mia-movie.jp

(C) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

原題:Mamma Mia!
2008年/アメリカ/シネスコ/1時間48分
字幕翻訳:石田泰子
配給:東宝東和