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チェ 39歳 別れの手紙
Che: Part Two

2009年1月31日より、日劇PLEXほか全国ロードショー


■ストーリー
 1965年3月、チェ・ゲバラは「サトウキビ農場の視察に行く」と言い残し、忽然と姿を消した。
様々な憶測が飛び交う中、カストロはキューバ共産党中央委員会の場で、チェ・ゲバラの“別れの手紙”を公表する。
 「今、世界の他の国々が僕のささやかな助力を求めている。君はキューバの責任者だからできないが、僕にはできる。別れのときがきたのだ・・・」
チェ・ゲバラはキューバでの大臣としての地位や市民権をすべて放棄し、再び革命の旅への準備を進める。

 頭髪の薄い中年男、ラモンに扮したチェ・ゲバラは、子供たちに気づかれない変装のまま、お父さんの友人として家族と食卓を囲み、愛する妻アレイダと最後の時を過ごす。

 1966年11月、ラモンはボリビアに入国。ボリビアはアメリカと強固な関係を築くバリエンスト大統領の独裁政権下にあり、農民やインディオは圧制と貧困にあえいでいた。チェ・ゲバラの命を受けて諜報活動をしていた女性戦士タニアも加わり、新たな革命戦争が始まるが、ボリビア共産党の協力が絶たれたことでゲリラ軍は急速に孤立し、迷走していく・・・

 


■キャスト
ベニチオ・デル・トロ
デミアン・ビチル
カルロス・バルデム
デミアン・ビチル
ヨアキム・デ・アルメイダ
エルビラ・ミンゲス
フランカ・ポテンテ
カタリーナ・サンディノ・モレノ
ロドリゴ・サントロ
ルー・ダイアモンド・フィリップス
サンティアゴ・カブレラ
マット・デイモン
 




       

 




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■プロダクション・ノートより

キューバ革命時のチェ・ゲバラと出会い、彼と共にボリビアで戦い、今でも健全な人物が3人いる。ポンボ、ウルバノ、ベニグノの3人で、彼らは皆、本作への出演を快諾した。
ポンボとウルバノはキューバとボリビアの経験を語り、ウルバノはスペインでアドバイザーを務めた。デルトロは語る。「その3人それぞれの映画ができるくらい数々の逸話を聞かせてもらったよ。彼らの言葉はチェ・ゲバラを身近で見知った人にしか表せない力強さを持っていて、この映画や俳優たちに、とても具体的な戦術の情報を提供し、そしてすべてのスタッフに絶大なエネルギーを与えてくれた」

チェ・ゲバラの伝記の著者であり、ボリビアでチェ・ゲバラの遺体を発見し、キューバに送り届けたジョン・リー・アンダーソン氏は語る。
「ボリビアを選んだのは、チェ・ゲバラではなくフィデロル・カストロの方だった。ボリビアなら、小さな組織がゲリラ部隊を結成し、自治的な領土を確保し、他の国の戦士たちを訓練する作戦が成功すると考えていたからだ。
チェ・ゲバラはその後、ペルー、アルゼンチン、チリ、ブラジルへと進んでいくつもりだった。カストロはチェ・ゲバラにボリビア共産党書記長マリオ・モンヘが、彼のボリビア行きを許可したと伝え、共産党の協力を得られると信じていたチェ・ゲバラは、少数の部隊でボリビアに渡ったんだよ」

しかし、モンヘは、共産党が支援するという当初の約束を後に撤回する。「モンヘはソ連と同盟を組んでいたのでキューバから資金を提供された過激派を受け入れるわけにはいかなかったのだ。チェ・ゲバラとの会合の後、モンヘは関係を解除し、ボリビア人たちの退軍を命じた。ボリビア共産党の歴史的な愚行は、チェ・ゲバラたちに全国に広がるネットワークを提供しなかったことだ。食品や物資を提供してくれるはずのネットワークを失ってしまったチェ・ゲバラと仲間たちは、急速に孤立する。・・・」


 

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『チェ 28歳の革命』の続編。一般的にあまり知られていない、ゲバラのボリビアの革命運動期を 描いた作品。2008年7月に公開された『敵こそ、我が友 〜戦犯クラウス・バルビーの3つの人生〜』では、クラウス・バルビーがゲバラの逮捕に密接に関わっていたということが明らかにされた。この作品ではそこには触れていないが、謎の多いゲバラの生涯が少しずつ明らかにされていく。(JS)









■監督:スティーブン・ソダーバーグ
1963年、アメリカ・ジョージア州生まれ。89年『セックスと嘘とビデオテープ』でサンダンス・フィルム・フェスティバル観客賞、カンヌ国際映画祭パルムドール、アカデミー賞脚本賞にノミネート。
。主な監督作は、『KAFKA/迷宮の悪夢』(91)、『わが街セントルイス』(93)、『蒼い記憶』(95)、『スキゾポリス』(96)、『グレイズ・アナトミー』(96)、『アウト・オブ・サイト』(98)、『イギリスから来た男』(99)、『エリン・ブロコビッチ』(00)、『トラフィック』(00、アカデミー賞監督賞)、『オーシャンズ11』(01)、『ソラリス』(02)、『フル・フロンタル』(03)、『オーシャンズ12』(04)、『さらばベルリン』(06)、『オーシャンズ13』(07)など。


■スタッフ
監督:スティーブン・ソダーバーグ
製作:ローラ・ビッグフォード、ベニチオ・デル・トロ
製作総指揮:アルバロ・アウグスティン、アルバロ・ロンゴリア、ベレン・アティエンサ、フレデリック・W・ブロスト、グレゴリー・ジェイコブズ
脚本:ピーター・バックマン
美術:アンチョン・ゴメス
衣装:サビーヌ・デグレ
音楽:アルベルト・イグレシアス


     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://che.gyao.jp/

(C) 2008 Guerrilla Films,LLC−Telecinco Cinema,S.A.U.All Rights Reserved

原題:Che: Part Two
2008年/アメリカ・フランス・スペイン/カラー/ビスタサイズ/2時間13分
配給:ギャガ・コミュニケーションズ、日活