レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
|
■キャスト レオナルド・ディカプリオ ケイト・ウィンスレット キャシー・ベイツ マイケル・シャノン ジェイ・O・サンダース デヴィッド・ハーバー キャスリン・ハーン ゾエ・カザン |
|||||||||||||
|
夜になってフランクが帰宅すると、出迎えたエイプリルはいつになくドレスアップをして、子供たちと笑顔で迎えた。家ではフランクの誕生日を祝う準備が整っていたのだ。やがて妻は彼に重大な決意を告げる。「みんなでパリで暮らしましょう」軍人時代、フランクはパリに駐在したことがあり、街に魅了された。その思いをかつて妻に語ったことがあり、彼女も、また、パリを夢の街と考えるようになっていたのだ。 かつては自分を特別な人間と信じていたが、今では他のみんなと同じになっていく。そのことにエイプリルは耐えられなくなっていた。妻の強い言葉に、最初は動揺するフランクだったが、結局は一家でのヨーロッパ行きを決意する。出発は秋と決まった。
※ ※ ※
|
|||||||||||||
1961年に発表されたリチャード・イエーツの小説「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」は全米図書賞の最終候補に残り、高い評価を受けたものの、商業的には成功しなかった。 サム・メンデス監督 短編の名手ともいわれ、2002年に短編集が発売されてからは再評価の動きが高まり、いまでは「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」も傑作小説と考えられている。<タイム>誌の「英語小説ベスト100選」でも「風と共に去りぬ」「時計じかけのオレンジ」「指輪物語」「キャッチャー・イン・ザ・ライ」などと並んで選出される。その他の作品には“Disturbing the Peace”(75)、”The Easter Parade”(76)などがある。 イエーツは語る「『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』には私自身が投影されている。私そのものや私の一部、それに知人などを思わせる人物が登場するが、そこにフィクションのひねりも加えた。だから、読者には作者の姿は見えにくくなっていると思うが、逆に作者がどこにでも発見できるのかもしれない」
|
||||||||||||||
>>>
|
■監督/製作:サム・メンデス 1965年、イングランド生まれ。舞台でキャリアを積んだ。87年にチチェスターのスタジオ・シアターの助監督、89年にはミネルヴァ・シアターの芸術監督に就任。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの「テンペスト」などの舞台を手がける。 92年からはロンドンのドンマー・ウェアハウスの芸術監督をつとめ、「キャバレー」、「ガラスの動物園」、「ブルー・ルーム」などの舞台作品で高い評価を得た。 99年に『アメリカン・ビューティー』で映画監督デビュー。作品賞・監督賞も含み、5部門のアカデミー賞を受賞。『ロード・トゥ・パーディション』(02)も高い評価を受け、6部門でアカデミー賞候補となった。2005年には湾岸戦争をテーマにした『ジャーヘッド』を監督。 製作では、デンマークのスサンネ・ビアのハリウッド進出作『悲しみが乾くまで』(07、製作)や『君のためなら千回でも』(07、製作総指揮)を手がける。 ■スタッフ 監督:サム・メンデス 脚色:ジャスティン・ヘイス 原作:リチャード・イエーツ「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」(ヴィレッジブックス刊/早川書房刊) 製作:ジョン・N.・ハート,スコット・ルーディン,サム・メンデス,ボビー・コーエン 製作総指揮:マリオン・ローゼンバーグ,デビッド・ M・トンプソン,ヘンリー・ファーマイン 撮影:ロジャー・ディーキンス プロダクション・デザイン:クリスティ・ズィー 編集:タリク・アンウォー 衣装デザイン:アルバート・ウォルスキー 音楽:トーマス・ニューマン 音楽監修:ランドール・ポスター キャスティング:エレン・ルイス &デブラ・ゼイン |
|||||||||||||
|
原題:Revolutionary Road 配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
|
|||||||||||||
|
||||||||||||||