home
home

 

デュプリシティ -スパイは、スパイに嘘をつく-
DUPLICITY

2009年5月1日(金)、TOHOシネマズ みゆき座ほか
全国ロードショー


■ストーリー
 レイはイギリス諜報機関MI6の元エージェント。フリーランスの産業スパイに転身した彼は、3週間前にトイレタリー用品の大企業エクイクロムに雇われ、業界トップシェアを誇るBurkett&Randle社を監視するスパイチームに加わっていた。

 B&R社のCEO、ハワードと後発のエクイクロムのCEO、ディックは、ニューヨークに向き合って本社ビルを構え、対抗意識をむき出しに動向を探っている。そんな中エクイクロム社のスパイチームは、B&R社が革命的な新製品を発表するという情報を入手する。


 

 


■キャスト
クライヴ・オーウェン
ジュリア・ロバーツ
トム・ウィルキンソン
ポール・ジアマッティ
デニス・オヘア
トーマス・マッカーシー
キャスリーン・チャルファント
ウェイン・デュバル
 




       

 

 レイは、B&R社の女性社員を言葉巧みに誘惑して手に入れたデータを解析し、ジョージア州にあるB&R社の子会社に目をつける。この会社を売却した天才博士バーディーズが新製品の開発者らしいということをつきとめる。

 一方、B&R社では、対敵情報部の副部長として14ヶ月前に雇われたクレアが、データ漏洩に関与した女性社員を取り調べていた。
クレアは、元CIAエージェント。5年前に、レイがドバイで手玉に取られた苦い経験のある女性だった・・・


※   ※   ※

 

       
 




       


■プロダクション・ノートより


ギルロイがこの作品のアイデアを抱いたのは、微妙に入り組んだ産業スパイの内情に魅せられたからだ。大ヒット映画『ボーン・アイデンティティー』シリーズの三部作の脚本を書く際に取材の日々を過ごし、諜報活動の現場にいる多くの人たちと出会った上、しかも彼らの多くが最近、民間に移ってきた事を知った。そこで、この業界を舞台に機知に富んだ脚本を練り上げ、逆転に次ぐ逆転という古典的犯罪ものの筋立てに、ひねりの利いたコメディを組み合わせた。
このストーリーの設定に関する取材や発想について、彼によれば「企業窃盗についての統計では、その被害額は毎年500億ドルから1000億ドルに上るそうだ。世界の大企業のうちで、何らかの防御的または攻撃的な情報収集を扱うため、他社と競い合う情報部門のない企業はひとつもないし、それは基本的にスパイ組織だ」


 

 









■監督・脚本:トニー・ギルロイ
1956年、ニューヨーク市生まれ。父親はピューリッツア賞受賞経験を持つ劇作家、脚本家、監督のフランク・D・ギルロイ。
92年、『うそつきは結婚のはじまり』、『冬の恋人たち』で脚本家としてキャリアをスタート。
『ボーン・アイデンティティー』(02)、『ボーン・スプレマシー』(04)、『ボーン・アルティメイタム』(07)のシリーズ3部作で冷戦時代のスパイ小説を現代的に翻訳し脚本を執筆。『フィクサー』(07)で初監督。『消されたヘッドライン』(09)で脚本に携わっている。



■スタッフ
監督・脚本:トニー・ギルロイ
製作:ジェニファー・フォックス、ケリー・オレント、
    ローラ・ビッグフォード
撮影:ロバート・エルスウィット
美術:ケヴィン・トンプソン
編集:ジョン・ギルロイ
衣装:アルバート・ウォルスキー
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード

     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://duplicity-spy-spy.jp/

(C)2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

原題:DUPLICITY
2009年/アメリカ/スコープサイズ/125分
字幕翻訳:栗原とみ子
配給:東宝東和