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アルマズ・プロジェクト
Almaz

2009年6月6日、新宿バルト9ほか全国ロードショー


■ストーリー
 1998年11月、ロシア政府とロシア宇宙計画の要人は、トルコ近海500平方マイルに及ぶ捜索を開始した。民間の船および商業用の漁船はすべて海域から退去させられ、その表向き理由は、ロシアの衛星が軌道から外れて堕ちたということであった。
 

 しかし、墜落現場目撃した人々は、とても衛星が墜落したとは思えない巨大な破片を数多く見ていた。広まっていた噂では、政府は衛星ではなく、アルマズという有人宇宙ステーションに搭載されていたブラックボックスを探しているとのことだった。

 



 




       



 宇宙ステーションは極秘裏に打ち上げられ、6人の乗務員全員、宇宙ステーションが墜落する4日前に宇宙管制センターとの連絡が途絶えたということだった。捜索は続けられたが、結局ロシアはブラックボックスを見つけることができなかった。なぜなら、ウクライナの過激派グループ“RIOT”(過激情報開示グループ)がロシア宇宙庁を出し抜いて、アルマズの残骸からブラックボックスを回収していたのだ。

この箱のおかげで、RIOTは、アルマズ最後の4日間に起こった真実を知ることとなった。誰もが手に入れようとしたブラックボックスには、宇宙飛行士たちの未曾有の悲劇が収録されているという噂が、世界中に広まっていく。こうした情報が今日明らかになっているのは、RIOTがアルマズの4日間の映像を90分の映画にして公開しようとしているからである・・・


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■プロダクション・ノートより

1998年11月、地球の周回軌道を回っていたロシアの極秘宇宙ステーション「アルマズ号」がレーダーから消え、その4日後、地球の大気圏に突入して爆発した。ロシア政府が闇に葬ったこの事件は“アルマズ・プロジェクト”と呼ばれ、現在まであらゆる手段を使って情報を集めても、打ち上げた事実を述べる程度のものしか発見されてこなかった。謎多きアルマズ号には当初から様々な噂が存在したが、ロシアの情報筋はそのすべてを全面否定してきた。
本作は、この宇宙船の残骸から発見されたブラックボックスに収められていた映像を編集したものである。

アルマズ号
アルマズ号とは、ソビエト連邦が開発した宇宙ステーション。本来は“サリュート”と呼ばれるが、軍事目的として打ち上げたものを特にアルマズ(アルマース)と呼んだ。1970年代初頭の開発からサリュート7号まで打ち上げられ、その中の2、3、5号が軍用ステーション“アルマズ”となっている。軍事目的としての宇宙ステーションは費用がかかりすぎたため、1980年代後半にはプロジェクト自体が終了したとされている。


 

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事実かフィクションか?・・・映像を見た後に思う素朴な疑問。
配給元によれば、監督は本当の話だと言っているという。これは、観た人が判断するしかない。(J.S)






     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://www.almaz.jp/main.html

(C)2007 INTEGRATED INFORMATION INTERNATIONAL, LLC.

原題:ALMAZ BLACK BOX
2007年/1時間29分/ビスタサイズ
字幕翻訳:野崎文子
字幕監修:(財)日本宇宙フォーラム 渡辺勝巳

配給:プレシディオ