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STATE OF PLAY

2009年5月22日(金)より、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開


■ストーリー
 ワシントンD.Cで、2つの事件が起こった。ひとつはドラッグ中毒の少年スタッグが何者かに殺害された事件。もうひとつは、国会議員スティーヴン・コリンズのもとで働く、ソニア・ベーカーが、出勤途中の地下鉄で突然死亡したこと。
  その悲報を聞いて動揺したコリンズは、マスコミの前で醜態をさらしてしまう。コリンズにはアンという妻がいるが、ソニアとの不倫関係に陥っていたことが見透かされてしまうのだ。コリンズは国防総省の一部事業民営化に関する公聴会で委員長を務め、その業務の受託を目指す民間軍事企業ポイント・コープ社と激しく対立していた最中だった。メディアはコリンズとソニアとのスキャンダルを大々的に報じ始めた。

 


■キャスト
ラッセル・クロウ
ベン・アフレック
レイチェル・マクアダムス
ロビン・ライト・ペン
ジェイソン・ベイトマン
ジェフ・ダニエルズ
ヘレン・ミレン
 




       

 

 マスコミの取材功勢で行き場を失ったコリンズは、その夜、カル・マカフリーのアパートを訪ねる。カルは地元新聞紙ワシントン・グローブの記者で、コリンズとは大学時代からの友人だった。カルは、ソニアの死因をマスコミが報じているような自殺説などありえないと主張する。

 ソニアの死には、コリンズ失脚をもくろむポイント・コープ社の思惑が絡んでいるのではないか。それがカルが思い描く陰謀の構図だったが、ワシントン・グローブの編集局長は謀略説に疑念を抱く。しかし、カルの推理はぐんぐんと現実味を帯びていく・・・


※   ※   ※

 

       
 




       


■プロダクション・ノートより


プロデューサーのハウプトマンはこう述懐している。「オリジナルのシリーズは、とんでもない掘り出し物だった。ニュースを生み出す過程で起こるドラマを内側の視点からリアリティたっぷりに描き出しているんだ」
「対立しながら、お互いに利用しあう政治とジャーナリズムの関係や、現代のニュースメディアの変化、その一方で人間を深く見つめたドラマだったんだ。友情と仕事、対立と妥協、忠誠と愛、力と出世欲といった要素が作品をこの上なく面白いものにしているんだ」
アカデミー賞を受賞しているケヴィン・マクドナルドは、『ラストキング・オブ・スコットランド』が公開されるまで、映画界ではほとんど知られていなかった。プロデューサーたちは、通常とは毛色の違う強烈な監督に白羽の矢を立てた。彼は、その対象が何者であるかに関係なく、偶像視されている人物の知られざる側面をあらわすのを得意としていた。現代のジャーナリズムを描き出す本作には、うってつけの男だった。


 

 









■監督:ケヴィン・マクドナルド
1967年、スコットランド、グラスゴー生まれ。祖父は映画作家のエメリッヒ・プレスバーガー。
1972年のミュンヘン・オリンピックで起きたパレスチナ人テロリストによるイスラエル選手団誘拐・殺人事件を扱った長編初期監督作品『ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実』(99)でアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞受賞。
主な監督作品は『運命を分けたザイル』(03)、『ラスト・キング・オブ・スコットランド』(06)、『敵こそ、我が友―戦犯クラウス・バルビーの3つの人生―』(07)。


■スタッフ
監督:ケヴィン・マクドナルド
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン、トニー・ギルロイ、ビリー・レイ
原作:ポール・アボット
製作:アンドリュー・ハウプトマン、ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー
製作総指揮:ポール・アボット、ライザ・チェイシン、デボラ・ヘイワード、E・ベネット・ウォルシュ
撮影:ロドリゴ・プリエト
美術:マーク・フリードバーグ
衣装:ジャクリーン・ウエスト

     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://www.kesareta.jp/

(C) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

原題:STATE OF PLAY
2009年/アメリカ/スコープサイズ/2時間13分
字幕翻訳:松浦美奈
配給:東宝東和