あの日、欲望の大地で
|
■キャスト シルヴィア:シャーリーズ・セロン ジーナ:キム・ベイシンガー マリアーナ:ジェニファー・ローレンス ジョン:ジョン・コーベット ニック:ヨアキム・デ・アルメイダ サンティアゴ:ダニー・ピノ カルロス:ホセ・マリア・ヤスピク サンティアゴ(少年時代):J・D・パルド ロバート:ブレット・カレン マリア:テッサ・イア |
|||||||||||||
|
ジーナの情事の相手は、隣町に住むメキシコ人のニック。お互いに家庭を持つ2人は、中間地点のトレーラーハウスを忍び逢いの場所に選んだ。夫と違って胸の手術痕を意に介さないニックの腕の中で、ジーナは連日のように至福の時を過ごす。だが、それは唐突に終わりを告げる。2人の密会中に、トレーラーハウスが炎上する事故が発生。 母の事故死は、多感なマリアーナの胸に大きな傷跡を残したが、それはニックの息子のサンティアゴにとっても同様だった。父は炎の中で何を思ったのか? その答えを探ろうとするかのように、マリアーナと接触をはかるサンティアゴ。そんな彼に、母の愛した男の姿を重ね合わせるマリアーナ。両親を真似るように密会を重ねるようになった2人は、やがて本気で恋に落ちる。
※ ※ ※
|
|||||||||||||
本作のプロデューサーをつとめるウォルター・F・パークスは、「ギジェルモは映画におけるまったく新しいストーリーテリングの手法を生み出したと言っても過言ではない」と、アリアガの脚本に讃辞を贈る。「とくに私たちを魅了したのは、キジェルモが彼独自のユニークな構造的アプローチを使って、主人公シルヴィアの感情的ミステリーを分解し、解明しようとしている点だった。シルヴィアはこの物語全体の要であり、この役が素晴らしい女優を惹きつけることは分かっていたからね」
|
||||||||||||||
|
■監督・脚本:ギジェルモ・アリアガ 1958年、メキシコシティ生まれ。イベロ・アメリカン大学を卒業後、小説家として、『Guillotine Squad』(91)、『A Sweet Smell of Death』(94)、『The Night Buffalo』(99)などを発表。 自らの自動車事故の体験を下敷きにした『アモーレス・ペロス』の脚本で映画に進出。許されない愛に身を焦がす3人の登場人物の運命が、自動車事故を通じてひとつに絡みあっていく物語を、時空を自在に操りながら描く個性的なスタイルで世界中の映画ファンを魅了した。 『21グラム』(03)でアメリカ映画に進出。『バベル』(06)では、愛とコミュニケーションの問題を追究。『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』(05)でカンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞。 本作が長編監督デビュー作品。作家、監督に加え、プロデューサーや教師としても活躍している。 ■スタッフ 監督・脚本:ギジェルモ・アリアガ 製作:ウォルター・F・パークス、ローリー・マクドナルド 製作総指揮:シャーリーズ・セロン、アリサ・テイガー、レイ・アンジェリク、トッド・ワグナー、マーク・キューバン、マーク・ブタン キャスティング:デブラ・ゼイン 衣裳:シンディ・エヴァンス 音楽:ハンス・ジマー、オマー・ロドリゲス・ロペス 編集:クレイグ・ウッド プロダクション・デザイン:ダン・リー 撮影監督:ロバート・エルスウィット |
|||||||||||||
|
原題:THE BURNING PLAIN |
|||||||||||||
|
||||||||||||||