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恋するベーカリー
It's Complicated

2010年2月19日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開


■ストーリー
 サンタ・バーバラでベーカリーを経営するジェーン。20代の初めにパリに渡り、1年間パン屋で修行した、お得意のパン・オ・ショコラは、N.Y.タイムズ紙で全米No.1の評価を獲得したほど。
 ジェーンのこの成功は、10年前の離婚から始まっていた。弁護士であるジェイクと別れた後、ジェーンは3人の子供を立派に育て、長年の夢だったベーカリーの経営に全力を注いできていた。いまでは子供や友人たちとシングルライフを謳歌している。

 そんななか、長年の夢だった自宅キッチンの増築を機会に、建築家のアダムと知り合う。50代のバツイチどうしの二人は、すぐに意気投合し、暖かい食事と家庭的な時間にふれたアダムはジェーンに惹かれていく。

 


■キャスト
メリル・ストリープ
スティーヴ・マーティン
アレック・ボールドウィン
ジョン・クラシンスキー
ケイトリン・フィッツジェラルド
ハンター・パリッシュ
ゾーイ・カザン
 




       

 

 ある春の晩のこと、ジェーンの息子ルークの卒業式にでるために泊まったホテルで、ジェイクにばったり鉢合わせしてしまう。ジェイクに誘われるまま、ワインを飲み、食事を楽しむジェーン。離婚から10年、ふたりは距離をおきつつ友人関係を育んできたが、その晩、かつてのふたりにいつの間にか戻ってしまった。ジェイクは、この晩をさかいに、ジェーンへの愛を語り始めるのだが・・・

※   ※   ※

 

       
 




       


■プロダクション・ノートより

ナンシー・マイヤーズは語る、
「離婚を経験したカップルが、たとえ離婚はしても、その関係がいつのまにやら手を変え品を変え、結婚が終わってない状態にあったとしたら・・・という、離婚のその後の世界に強く魅かれたの。たとえば、偶然、二人が鉢合わせになったり、その後もどういう形で親の務めを果たしていくか思い悩んだり、同じ町に住んでる部分をどうやって解消していくかとかね。離婚しても、“おそろいで”という言葉がどれほどネックになるかに気づいたのよ」
 
「だから、もと夫婦がこっそり再会するというアイデアはおもしろいと思ったわけ。人生のおもしろさとしての可能性がたっぷりあるし、別れてそれぞれ新生活のスタートをきったものの、“その後”の生活は開放的ではあるけれど、同時に危うさもあると思ったのね。だから、このストーリーにぐいぐい引っ張られていったの。もしこうなったらどうなる、ああなったらどうなる・・・というのがあまりに入り乱れて、いろんな可能性が出てきたんだけど、この二人の関係に別の男をぶちこんでみたの。もっともっと複雑怪奇にする狙いでね」

プロデューサーのルーディンは脚本の正直さにも感じ入った 
「ナンシーはこの映画で生の自分をさらけ出しているから、ジェーンという人物からというよりむしろ、映画全体から、彼女の伝えようとしてる気持ちが伝わってくるんだ。・・・それは家族愛であり、子供に対する愛情であり、恋することの大切さ、一つの信念を持って生きる大切さとか・・・・そういうものこそ大事なんだっていうナンシーの想いが伝わってくるんだ」。


 

 









■監督・製作・脚本:ナンシー・マイヤーズ
1949年、アメリカ、ペンシルヴェニア生まれ。脚本・製作デビュー作『プライベート・ベンジャミン』(80)で、全米脚本協会賞オリジナル・コメディ脚本賞を受賞。
脚本・製作に、『ペーパー・ファミリー』(84)、『赤ちゃんはトップレディがお好き』(87)、『花嫁のパパ』(91)、『花嫁のパパ2』(95)など。20年間、脚本、プロデューサーとして活躍した後、『ファミリー・ゲーム/双子の天使』(98)で監督デビュー。監督作品としては、『ハート・オブ・ウーマン』(00)、『恋愛適齢期』(03)、『ホリデイ』(06)がある。


■スタッフ
監督・製作・脚本:ナンシー・マイヤーズ
製作:スコット・ルーディン
製作総指揮:イロナ・ハーツバーグ、スザンヌ・ファーウェル
撮影:ジョン・トール
プロダクション・デザイン:ジョン・ハットマン
衣装:ソニア・グランデ
音楽:ハンス・ジマー、ヘイター・ペレイラ

     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://www.koibake.com/

(C) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

原題:It's Complicated
2009年/アメリカ/120分/ビスタサイズ
字幕翻訳:石田泰子
配給:東宝東和