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マイレージ、マイライフ
UP IN THE AIR

2010年3月20日より、TOHOシネマズ シャンテほかにてロードショー


■ストーリー
 年間322日間出張するライアン・ビンガム。彼の人生の目標は、いつしかカードに貯まったマイレージを1000万マイルにすることになっていた。今日も無駄のない動きで、ホテルでは行列を尻目に会員優先デスクでチェックイン。自分の生き方に疑問を挟む余地のない日々を送っていた。

  そんなライアンに予期せぬ出会いが訪れる。1人目は、彼と同じように出張で全国を飛び回るアレックス。同じ価値観を持っている2人はすぐに意気投合する。
  2人目は、ボスのクレイグから紹介された新人社員のナタリー。ナタリーは、ネットで解雇通告を行い、いずれは出張を廃止するという合理化案を提出。ライアンは彼女の教育係に任命される。

 

 


■キャスト
ジョージ・クルーニー
ヴェラ・ファーミガ
アナ・ケンドリック
ジェイソン・ベイトマン
エイミー・モートン
メラニー・リンスキー
J・K・シモンズ
サム・エリオット
ダニー・マクブライド
 




       

 

 ライアンはナタリーとともに出張を続けながら、乗り継ぎのタイミングにあわせてアレックスとの時間を作ることを計画。一方のナタリーは、人を“きる”ことで初めて目にした様々な人生に衝撃を受ける。ライアンも、人生ではじめて、ある思いを抱き始める・・・

※   ※   ※

 

       
 





       


■プロダクション・ノートより

監督:ジェイソン・ライトマン インタビュー

「初めてウォルター・カーンの小説を読んだ時、ライアン・ビンガムのことが頭から離れなくなりました」とターナーは語る。「ライアン・ビンガムは、意思の疎通に欠けた、孤立する時代に生きています。私たちをつなげるはずのあらゆるものごとが、実は、私たちを離れ離れにしています。」
「私はこのストーリーを、完璧な生活を送っていると考えながらも、非常に重要なもの――それは、より大きなものの一員となる責任ですが――を無視している事実に対処しなければならない男の話として見たのです。ライアン・ビンガムは、コミュニティの一員となる負担を恐れるあまり、その価値を見失っています。これは、いま社会全体が探求していることだと思います。

携帯電話、ツイッター、メールを使っている私たちは、これまで以上に人とのつながりを持っているように見えますが、実際の人間関係は以前より希薄になっています。主人公の生活は、こうした社会を象徴しているのです。
世界中どこの空港へ行っても同じ店が並び、どこでも同じように快適ですが、それは、どこも故郷のようには思えない。あまりに世界共通になったことで、地方のコミュニティという感覚が失われています。」


 

 









■監督:ジェイソン・ライトマン
1977年、カナダ、モントリオール生まれ。19歳の時に監督した短編映画「Operation」が98年のサンダンス映画祭で上映され好評を博す。06年、『サンキュー・スモーキング』で長編監督デビュー。ナショナル・ボード・オブ・レビューの最優秀新人監督賞を受賞。07年、長編2作目『JUNO/ジュノ』でアカデミー賞脚本賞を受賞。他に『jennifer's Body』('09) でプロデューサーを務め、『Chloe』('09)で製作総指揮を担当。


■スタッフ
監督:ジェイソン・ライトマン
脚本:ジェイソン・ライトマン、シェルドン・ターナー
原作:ウォルター・カーン
製作:アイヴァン・ライトマン、ジェイソン・ライトマン、ダニエル・ダビッキ、ジェフリー・クリフォード
製作総指揮:トム・ポロック、ジョー・メジャック、テッド・グリフィン、マイケル・ビューグ
撮影:エリック・スティールバーグ
プロダクションデザイン:スティーブ・サクラド
編集:ダナ・E・クラウバーマン
衣装:ダニー・グリッカー
音楽:ロルフ・ケント

     

 

 

   


(C) 2009 DW STUDIOS L.L.C and COLD SPRING PICTURES. All Rights Reserved.

原題:UP IN THE AIR
2009年/アメリカ/1時間49分/ビスタサイズ
配給: パラマウント ピクチャーズ ジャパン