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グリーン・ゾーン
GREEN ZONE

2010年5月14日よりTOHOシネマズスカラ座ほかにて公開


■ストーリー
 ロイ・ミラー上級准尉は、イラク政府が隠蔽したとされる大量破壊兵器を発見するため、首都バグダッドを駆けずり回っていた。
イラク戦争開戦から4週間後、既にバグダッドは陥落していたが、グリーン・ゾーンと呼ばれる、中心部の米軍駐留地域の外は無政府状態に陥っており、攻撃も耐えない。

 ミラー率いるMET隊はディワニャで戦闘を繰り広げ、大量破壊兵器が保管されているとされる倉庫に踏み込んでいく。しかし、そこは兵器倉庫ではなく、ただの工場とわかり、ミラーは呆然とする。作戦が空振りに終わったのはこれで3度目だった。大量破壊兵器の情報の正確性不信を抱いたミラーは、作戦会議の席で情報源についての説明を求めるが、「情報は精査されている。黙って従いたまえ」と上官に一蹴されてしまう。

 次の捜索場所アルマンスールでも大量破壊兵器は見つからなかった。しかし、フレディと名乗るイラク人が大量破壊兵器につながる政府要人たちの情報を伝えてくる。ミラーは銃撃戦の末、フセイン政権最高幹部アル・ラウィ将軍の側近を拘束する。アル・ラウィの潜伏先を聞き出すために尋問を行うが、そこに米特殊部隊の隊長ブリッグスが現れ、側近を連れ去ってしまう。

 いくら探せども見つからない大量破壊兵器と、特殊部隊の不可解な行動に疑念を募らせたミラーは、CIAの古参エージェント、ブラウンと落ち合う。ミラーとブラウンは連携を深めるが、大量破壊兵器は本当に見つかるのか・・・

 

 


■キャスト
マット・デイモン
グレッグ・キニア
ブレンダン・グリーソン
エイミー・ライアン
ジェイソン・アイザックス
ハリド・アブダラ
イガル・ノール
       
 




       


■プロダクション・ノートより

■グリーン・ゾーン
グリーン・ゾーンとは、バグダッド市中央部チグリス川沿いの一等地に二位置する地域で、多国籍軍や関係諸国政府、民間関係者、イラク人が居住し、イラク政府の多くの建物がある地域。
グリーン・ゾーンは2009年に変換されたが、その後も引き続き米軍により厳重に警備され、その内側にはアメリカのファーストフード店やデューティフリーショップがある。
映画の舞台となった2003年3月〜5月は、戦争直後で、最もグリーン・ゾーンが乱れていた時期で、多国籍軍の空爆の被害が残る建物を米軍がそれぞれ占拠し、時には宮殿にあったサダムの持ち物や文化財、隠し持っていた巨額のドルまでもが兵士の「土産」として持ち帰られ、問題となっていた時期であった。


 

 









■監督:ポール・グリーングラス
1955年、イギリス、サリー州チーム生まれ。ケンブリッジ大学卒業後、グラナダ・テレビジョン・スクールで学ぶ。ジャーナリストとして活躍した後、『Resurrected』(89)で監督デビュー。『極悪非道』(94)、TVムービー『ガルフ・ウォー スカッドミサイル爆破命令』(96)、『ヴァージン・フライト』(98)などを発表。『ブラッディ・サンデー』(02)でベルリン国際映画祭金熊賞受賞。『ボーン・スプレマシー』(04)でハリウッド進出。『ユナイテッド93』(06)、『ボーン・アルティメイタム』(07)を発表。



■スタッフ
監督:ポール・グリーングラス
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、ロイド・レヴィビン、ポール・グリーングラス
製作総指揮:デブラ・ヘイワード、ライザ・チェイシン
撮影:バリー・アクロイド
美術:ドミニク・ワトキンス
編集:クリストファー・ラウズ
衣装:サミー・シェルドン
音楽:ジョン・パウエル
原案:ラジブ・チャンドラセカラン

     

 

 

   


■オフィシャルサイト

http://green-zone.jp/

(C) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

原題:Green Zone
スコープサイズ/アメリカ /114分
字幕翻訳:戸田奈津子
ユニバーサル映画
配給:東宝東和