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メッセージ そして、愛が残る
AFTERWARDS

2010年9月25日(土)、TOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショー


■ストーリー
 ネイサンは、ニューヨークの法律事務所に勤務する敏腕弁護士。幼い息子を突然の病で亡くす悲劇に見舞われた彼は、そのショックから立ち直ることができず、妻のクレアや娘のトレイシーと別れて仕事に逃避する日々を送っている。
  そんなネイサンのもとに、ある日、ジョセフ・ケイと名乗る人物が訪ねてくる。セントルイス病院の医局長の肩書きを持つケイは、少年時代のネイサンが交通事故から奇跡の生還を果たしたとき、研修医としてそばにいた人物だった。
  そんな事情を知らないネイサンは、初対面のケイに対して胡散臭い印象を抱く。さらに、その印象は、ケイが見知らぬ青年の死を予言したことで不気味さに変わった。

 


■キャスト
ロマン・デュリス
ジョン・マルコヴィッチ
エヴァンジェリン・リリー
 




       

 

 しかし、そんなケイに対して好奇心を抑えられなくなったネイサンは、ケイの勤め先の病院を訪問。そこで、他人の死を予見する特別な能力を持っているケイが、死期の迫った人間にその運命と向き合う時間を与えるメッセンジャーの役目を果たしていると教えられる。

 まもなく、そのケイの言葉を裏付ける出来事が起こった。ケイから死が近いと予告されたネイサンの大学時代の恋人が亡くなったのだ。このときネイサンは確信した。ケイが自分に近付いてきたのは、死と向き合う準備をさせるためであると・・・
 

※   ※   ※

 

       
 




       


■プロダクション・ノートより

ジル・ブルドス監督インタビュー
Q:小説を映像に置き換えて考えていましたか?それとも、もっと人間的な要素に惹かれたんでしょうか?
最初に僕が惹かれたのは、イニシエーションのストーリーだった。自分の死が差し迫っている可能性があることを知ったネイサンが、どのように死と向き合うかを学び、どのように逆転不可能な人生の悲劇的な側面を悟るかという点だ。それは、死と折り合うことではない。僕の考えでは、死は常に根本的な不思議さを持っていると思うから。
ネイサンにとって、それは、人生の本質的な不確定さを知らしめる体験になるんだ。ひとたびそれに気付いた彼は、自分自身に対して、他人に対して、世界に対して心を開くことができるようになる。
とはいえ、もちろん最初に映画としてどうなるかということも考えた。僕には、常に映画作家として物事を捉える癖があるから。白い車、車の衝突、光の反射、ヒューッという音、浮いた粒子。それらヴィジュアルのテーマについても考えたよ。
ギヨーム・ミッソの小説は、スーパーナチュラル・ファンタジーというジャンルを通して死の問題にアプローチする上で、僕の助けになった。

 

 









■ジル・ブルドス監督
1963年フランス生まれ。短編の『L'eternelle idole』(89)、『Relâche』(93)などを監督。1930年代にパリで殺害されたユダヤ人のトロツキストの運命を1980年代の視点で描いた作品『Disparus』(98)で長編監督デビュー。
長編監督第2作の『A Sight for Sore Eys』(03)は、ルース・レンデルの小説「心地よい眺め」の映画化。親に虐待されて育った青年と、幼少時の体験によって心に傷を負った娘の結びつきを描いたサスペンス。


■スタッフ
原作:ギヨーム・ミュッソ「メッセージ そして、愛が残る」(小学館文庫刊)9月上旬発売決定! 
監督:ジル・ブルドス
脚本:ジル・ブルドス、ミシェル・スピノザ
撮影:リー・ピンビン
製作:オリヴィエ・デルボスク、マルク・ミソニエ

     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://www.cinemacafe.net/official/message-movie/

(C)Copyright 2008 FIDELITE FILMS - AFTERWARDS PRODUCTION INC - AKKORD FILM
PRODUKTION - WILD BUNCH - M6 FILMS

英題:AFTERWARDS
2008年/ドイツ、フランス、カナダ/107分/PG-12 
配給:日活