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死なない子供、荒川修作

2010年12月18日より、シアター・イメージフォーラムにてモーニング&レイトショー


■ドキュメンタリー
俺は新しい科学者だった、最初から。生まれて5歳ぐらいから。
芸術家になろうとしたらまず科学者になることだ。人間は死なない。死ねないって言ってるのだよ。この地球上で死んだやつは一人もいない。
地球上で初めて、この身体の使用の仕方によって、このオーガニズムの使用の仕方によって、人間が永遠に生きるってことを大発見した。・・・荒川修作語録より

 2010年5月19日、荒川修作がニューヨークで急逝した。荒川修作は70年のヴェネツィア・ビエンナーレでは日本代表として「意味のメカニズム」を発表。97年にグッゲンハイム美術館にて日本人として初めて回顧展が開催された、国際的に著名な日本人アーティスト。
  近年では、テーマパーク「養老天命反転地」、死なないための住宅「三鷹天命反転住宅」、巨大な円筒建造物「奈義の龍安寺」など、奇想天外な作品群で知られている。
  本作は、荒川氏の言葉の数々をはじめ、宇宙物理学者・佐治晴夫氏のインタビュー、三鷹の“死なない家”で生活する人々の身体的変化、そこで生まれ育った子供の記録映像を織り交ぜながら、芸術・科学・哲学を総合した斬新な都市計画を構想するまでに至った荒川の全活動を振り返る。

 


(C) 2010rtapikcar Inc.
■出演
荒川修作
佐治晴夫(宇宙物理学者)
天命反転住宅の人々
 



(C) 2010rtapikcar Inc.


       

 


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■プロダクション・ノートより

■荒川修作プロフィール
1936年7月6日愛知県生まれ。1961年渡米、翌年より公私にわたるパートナーのマドリン・ギンズと共にニューヨークを拠点に活動を始める。60年代より、ドイツ、フランス、イギリス、日本など世界中で個展を開催し、70年ヴェネツィア・ビエンナーレでは日本代表として代表作「意味のメカニズム」を発表する。この作品を見たノーベル物理学者のヴェルナー・ハイゼンベルグが賞賛し、マドリン・ギンズと共にドイツのマックス・プランク研究所に招待をうける。97年にはグッゲンハイム美術館にて日本人として初めて回顧展が開催された。90年代より本格的に身体を中心とした建築作品を手がけており、94年「遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体」(岡山県奈義町現代美術館)、95年「養老天命反転地」(岐阜県養老町)、2005年「志段味循環型モデルタウン」(愛知県名古屋市)、「三鷹天命反転住宅〜In Memory of Helen Keller〜」(東京三鷹市)、2008年「バイオスクリーブ・ハウス」(ニューヨーク、イースト・ハンプトン)などがある。 2人の活動は建築・芸術分野のみならず、生命科学、物理学、哲学、医学などの学術者との交流も深い。2005年にはパリ第10大学で、2008年にはペンシルバニア大学で、2010年にはニューヨークで荒川修作+マドリン・ギンズをめぐる国際カンファレンスが開催された。著書に『建築する身体〜人間を越えていくために〜』(春秋社)、『死ぬのは法律違反です』(春秋社)など。2010年5月19日死去。享年73歳。


 

 









■監督:山岡信貴
1965年生まれ。1993年に初の長編映画「PICKLED PUNK」を演出。同作品はベルリン映画祭ほか多数の映画祭に招待上映される。
フィルモグラフィ(長編映画)
「PICKLED PUNK」(1993年) ベルリン国際映画祭他正式招待作品
「Zeki, Florian and Kelly!」(1997年) マドリッド国際映画祭他正式招待作品
「PIG'S INFERNO」(2000年) リオデジャネイロ国際映画祭他正式招待作品
「ソラノ」(2005年) シンガポール国際映画祭他正式招待作品
「天然性侵略と模造愛」(2005年) プサン国際映画祭他正式招待作


■スタッフ
監督:山岡信貴
音楽:渋谷慶一郎
ナレーション:浅野忠信

     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://www.shinanai-kodomo.com/

(C) 2010rtapikcar Inc.

2010年/日本/ビスタサイズ/1時間20分
配給:アルゴ・ピクチャーズ