ウォール・ストリート
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■キャスト マイケル・ダグラス シャイア・ラブーフ ジョシュ・ブローリン キャリー・マリガン イーライ・ウォラック スーザン・サランドン フランク・ランジェラ |
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ジェイコブはある大学でゴードン・ゲッコーの講演会に足を運んだ。ゲッコーはかつてウォール街のカリスマ投資家として一世を風靡しながらもインサイダー取引の罪で投獄された伝説の人物である。8年の服役を終えて7年前にひっそりと出所した彼は、昨今の金融業界の強欲ぶりを糾弾し、大恐慌以来の最悪の金融危機が到来することを予言した著書を発表していた。 講演会の修了後、ジェイコブはゲッコーに娘との結婚を告げた。ゲッコーはウィニーの父親であるが、悪名高き元犯罪者が自分たち家族をズタズタに引き裂いたことを恨んでおり、絶縁状態にあった。ゲッコーが娘との関係を修復したいと切望していることを知ったジェイコブは、ゲッコーにある取引を持ちかけるが・・・
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オリバー・ストーンは1987年の『ウォール街』でアメリカのビジネス界という戦場を描いた。これは若い若い株式仲買人バド・フォックス(チャーリー・シーン)の物語で、彼は金融界での成功を望むあまり、権力があり聡明な企業の乗っ取りやゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)によって堕落させられていく。 そして『ウォール街』のはるか後のゲッコーを描く脚本の執筆が始まった。ストーンは2009年初めにアラン・ローブが手がけた『ウォール・ストリート』のスクリプトを読み、『ウォール街』で彼が息づかせた登場人物や世界を新作に取り組むことを考え始めた。 マイケル・ダグラスはゲッコーを再び演じることに興味を示したが、適切なストーリーが手に入る場合のみという条件付だった。ローブとスティーブン・シフの脚本は2008年後半にアメリカの経済に起こったことを描いただけでなく、何年も服役して別人のようになったゲッコーの魅力的で劇的な物語でもある。その内容に感銘したダグラスは参加を決めた。「前作で魅力的な存在だったゲッコーは、今回は正反対のひどく弱い存在としてスタートする」とダグラスは語る。「長く刑務所にいたゲッコーには考える時間がたくさんあった。そのため彼は、以前よりもっと明確に物事を判断できるし、金融界で起きていることに悲観的な考えを持っているんだ」
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■監督:オリバー・ストーン 1946年、ニューヨーク市生まれ。1967年から1968年までベトナムで米国陸軍歩兵隊に属し、帰国後の1971年にニューヨーク大学のフィルム・スクール大学を卒業ベトナムで学校の教師、商船員、タクシー運転手、メッセンジャー、プロダクション・アシスタント、販売員などを経験する。長編映画の監督デビュー作はカナダ製のホラー映画『邪悪の女王』(74)。1978年にはアラン・パーカー監督作品『ミッドナイト・エクスプレス』の脚本を担当し、アカデミー脚色賞を受賞した。監督題2作『キラーハンド』(81)を発表した後には、『コナン・ザ・グレート』(82)、『スカー・フェイス』(83)、『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』(85)の脚本を執筆している。 『プラトーン』(86)で、アカデミー賞作品賞、監督賞、音響賞、編集賞の4部門受賞。以降、『サルバドル/遥かなる日々』(86)、『ウォール街』(87)、『トーク・レディオ』(88)、『JFK』(91)、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(94)、『ニクソン』(95)、『エニイ・ギブン・サンディ』(99)、『ワールド・トレード・センター』(06)、『ブッシュ』(08)など社会派の作品を次々に手がける。そのほかの監督作品に『ドアーズ』(91)、『天と地』(93)、『Uターン』(97)、『コマンダンテ』(03)、『アレキサンダー』(04)がある。 ■スタッフ 監督:オリバー・ストーン 脚本:アラン・ローブ 、スティーブン・シフ 製作:エドワード・R・プレスマン、エリック・コペロフ 製作総指揮:セリア・コスタス、アレックス・ヤング、アレッサンドロ・キャモン 撮影:ロドリゴ・プリエト プロダクションデザイン:クリスティ・ジー 音楽:クレイグ・アームストロング 衣装:エレン・マイロニック |
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原題:Wall Street: Money Never Sleeps |
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