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地球にやさしい生活
NO IMPACT MAN

2011年10月8日より、新宿武蔵野館・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開


■ストーリー
 2006年11月、作家のコリン・ビーヴァン、妻のミシェル・コンリン、そして2歳の娘イザベラは“地球にやさしい(ノーインパクト)”生活を始めた。
  かつてのコリン一家はSUV車を乗り回し、ファストフード&買い物好きの典型的ニューヨーカーであったが、どこかしっくりこない浪費生活スタイルに疲れていた。コリンは言う。「考え疲れてしまった結果、自分の生活で何か始めてみることにしたんだ」。

 彼は、環境にやさしいスタイルをコンセプトとして自ら実験生活をし、本を執筆することにした。自分自身を“ノー・インパクト・マン”と呼ぶ環境プロジェクトを始めたのである。ニューヨークの5番街に住みながら、ごみなし、電気なし、車なし、テレビなし、そして1年間新しいものは何も買わない、という決まりを家族とともに実行することにした。

 


■キャスト:
コリン・ビーヴァン
ミシェル・コンリン
 




       

 

 まず、ゴミ袋の使用をやめた。買い物先でも袋はもらわず、自分たちも意識してごみを減らすように工夫する。毎日大量のごみを出していたことに気付いた彼は、家中のペットボトルや洗剤を捨て、いらないと思われるブランド物の衣類や家具、趣味のものなどを片っ端から処分していく。

 ニューヨークで手に入る食品がほとんどすべて2000キロ以上も運ばれていることに気付いたコリンは地元の食材だけで食事をまかなおうと提案する。ファーマーズ・マーケットに通う一方で、当然ファストフードも炭酸飲料も飲むことができなくなった。
  結婚生活において、コリンとミシェルは対照的であった。コリン曰く、“プラダを着た浪費魔”の妻ミシェルは、プロジェクトに渋々協力することになったが、ローンから抜け出し、贅沢品を減らし、なんとか子供の良いモデルになるようにと願った。洗濯機は使わず、洗濯物は子供と一緒にバスタブで踏み洗いをし、自転車通勤に励む毎日。一方のコリンは、ゴミ箱を使わないようになり、部屋にミミズを飼って生ごみさえも土に変えてしまう。

 すさまじい禁止事項だらけの生活は、すぐに妻の負担になっていった。カフェイン依存にもがく一方で、ノー・インパクトの実験は社会的に良くないとして職場で問題になり、彼女のキャリアを脅かすものとなっていた。結婚生活でもちょっとしたイザコザになると怒りが爆発してしまう。コリンも徐々に彼女のこの両面性に耐えられなくなっていた・・・


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■プロダクション・ノートより

ローラ・ギャバート、ジャスティン・シャイン監督インタビュー

コリン・ビーヴァンと彼の家族は、自分たちがどれだけ消費社会に頼っていて、いかに無駄をしているのかを知るために、1年間“究極のエコ生活”を始めます。この企画を始めるにあたって、紙かプラスチックか、地元の野菜か遠方から来たものか、オーガニックな製品か否か、トイレを流すのか流さないかなど、多くの小さな疑問に悩まなければなりませんでした。しかし撮影し始めてすぐに、単なる環境の選択についての映画ではなく、環境問題に翻弄される人間関係についての映画であることがはっきりとわかってきました。
全く対照的な2人。――コリンは環境哲学に熱心な小説家で、ミシェルは大の買い物好きライター――この2人の違いが、ユーモアや忍耐、愛やドラマを見せるのです。彼らの2歳の愛娘イザベルも加えて、「ノー・インパクト・プロジェクト」は予想外の大量のパブリシティが出ることとなり、アメリカ中の注目の的となりました。

また、私たちは映画の主題を語るインタビューや、環境問題の専門家のインタビューをできるだけ避けています。博学的な見解や堅苦しいナレーションは一切ありません。その代わり、コリンとミシェルの七転び八起きの実際の映像を通して、物語を進めていければと思いました。コリンとミシェル自身の言葉が物語を展開させるのに充分で、私たちに彼らと同じ部屋で生活しているような身近な思いを感じさせてくれるのです。


 

 









■監督・プロデューサー:ローラ・ギャバート
UCLAのFilm. Theater and Televisionで学んだ後、1997年に最初のドキュメンタリー『THE HEALERS OF 400 PARNASSUS』を監督。その後、『GETTING TO KNOW YOU』、ドキュメンタリー『SUNEST STORY』などを監督、プロデュース。

■監督・撮影:ジャスティン・シャイン
スタンフォード大学のドキュメンタリー部門で修士をとり、50以上のドキュメンタリーを撮影してきた。現在は失読症についてのハイブリッド・アニメーションドドキュメンタリー『UPSIDE-DOWN AND BACKWARDS』を製作中。

■コリン・ビーヴァン(夫)
被験者  共同プロデューサー、作家、ライター、ブロガー、コンサルタント、参加する市民
自らを“ノー・インパクト・マン”と名乗り、家族を巻き込んで“地球にやさしい計画(ノー・インパクト・プロジェクト)”に挑戦した張本人。
現在はニューヨーク大学の客員学者であり、University’s Sustainability Task Forceのアドバイザーで、ニューヨーク市 Transportation Alternatives の取締役を務め、Just Food(非営利団体)の顧問でもある。


■ミシェル・コンリン(妻) 
被験者 共同プロデューサー、ライター
現在は「BusinessWeek」誌のシニア・ライターで、仕事のトレンド、社会問題、ビジネスシーンでのトレンドや労働市場などの話を伝えるWorking Lifeを担当している。テレビへの出演も多数。またPBSの ”To the Contrary”やCNNfn (CNN financial News) の”Business Unusual” でもレギュラーのパネリストをつとめる。


■スタッフ
監督・プロデューサー:ローラ・ギャバート
監督・撮影:ジャスティン・シャイ


     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://yasasii-seikatsu.com/

(C) Oscilloscope laboratories,2009

原題:NO IMPACT MAN
2009年/アメリカ/アメリカンビスタ/92分
配給:アンプラグド