Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち
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■キャスト ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団のダンサーたち |
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カフェ・ミュラー:ダンスと演劇を融合させる“タンツテアター”のスタンスが、明確に打ち出され始めた頃の作品。ペドロ・アルモドバル監督の『トーク・トゥ・ハー』(02)の冒頭でピナ・バウシェが踊り、話題を集めた。
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監督:ヴィム・ヴェンダース インタビュー 2009年初め、ヴェンダースは、ピナとヴッパタール舞踊団の団員とともに撮影前の作業に入っていた。半年に及ぶ徹底的な準備を終え、3Dのリハーサル撮影をわずか2日後に控えた時、信じられない出来事が起きた。2009年6月30日、ピナが急死したのだ。ヴェンダースは、直ちに準備を中断し映画はできないと覚悟する。そもそもピナ自身が映画を作る理由であり、彼女は『主役』を越えた存在だったからだ。
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■監督:ヴィム・ヴェンダース 1945年、ドイツ、デュッセルドルフ生まれ。ミュンヘン大学在学中に短編映画の制作を経て、卒業制作で長編映画『都市の夏』(70)を発表。その後、『都会のアリス』(73)、『まわり道』(74)、『さすらい』(75)がロードムービー3部作としてドイツ国内で高い評価を受ける。 『アメリカの友人』(77)を観たフランシス・フォード・コッポラからの誘いでアメリカに渡って『ハメット』(82)を撮影するが、ハリウッドの映画製作方法になじめず、自分自身がうまく監督できなかった様をイメージして描いた『ことの次第』(81)を完成させ、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。84年に『パリ、テキサス』がカンヌ国際映画祭パルムドール、英アカデミー賞最優秀監督賞を受賞。 『ベルリン・天使の詩』(87)で、カンヌ国際映画祭監督賞を受賞。ほかに、『ミリオンダラー・ホテル』(2000)、『ニックス・ムービー/水上の稲妻』(80)、『東京画』(85)、『都市とモードのビデオノート』(89)、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(99)などがある。 ■スタッフ 監督・脚本・製作:ヴィム・ヴェンダース 振付:ピナ・バウシュ プロデューサー:ジャン=ピエロ・リンゲル 美術:ペーター・パプスト 芸術コンサルタント:ドミニク・メルシー、ロベルト・シュトルム 衣装:マリオン・スィートー 舞台・衣装デザイナー:ロルフ・ボルツク 撮影:エレーヌ・ルヴァール 音楽:トム・ハンレイシュ |
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原題:PINA |
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