風にそよぐ草
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■キャスト サビーヌ・アゼマ アンドレ・デュソリエ サビーヌ・アゼマ アンドレ・デュソリエ アンヌ・コンシニ エマニュエル・ドゥヴォス マチュー・アマルリック ミシェル・ヴュイエルモーズ ナレーション:エドゥアール・ベール |
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電話を切ったジョルジュは、その対応が紳士的でなかったことを後悔し、謝罪の気持ちを綴った手紙をしたため、翌日、彼女の自宅を探し当て、ポストに投函する。しかし、投函した傍から再び後悔し、手紙を取り出そうとするのだが、ポストに鍵がかかっていてやむなく諦める。 ジョルジュは、その後、毎晩のように彼女に電話をし、留守電にメッセージを残す。ある晩、彼女自身が電話に出た。しかし、これ以上、連絡してくれるなと言われてしまう。拒絶されたジョルジュは、彼女の車のタイヤを切り裂き、手紙を残す。彼女は警察に相談することにした・・・
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監督:アラン・レネ インタビュー プロデューサーのジャン=ルイ・リヴィが映画を作らないかと私に声をかけてきて、最初は、舞台作品の映画化ということで合意していた。作家クリスチャン・ガイイの小説に出会うまでに、すでに30もの舞台作品を読んでいたんだ。アラン・ヴァンスタインのラジオ番組「フランス・カルチャー」で彼の声を初めて聞いた時、その皮肉っぽく、人をひきつけてやまない物悲しいトーンに心を奪われ、私は彼の「風にそよぐ草」にすっかり魅了され、別の小説もすぐに手に取り、翌日には、ジャン=ルイ・リヴィに「私たちが何週間も探していたものが見つかったかもしれない」と電話をした。
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■監督:アラン・レネ 1922年、ブルターニュ地方ヴァンヌ生まれ。子供時代から映画に惹かれ、12歳の誕生日に贈られた8mmカメラで映画を撮り始める。39年、俳優を目指してパリに出る。43年、映画編集を学ぶため高等映画学院に入学。48年、短編ドキュメンタリー『ヴァン・ゴッホ』で、アカデミー賞短編賞を受賞。ユダヤ人虐殺を扱ったドキュメンタリ『夜と霧』(55)でジャン・ヴィゴ賞、フランス映画大賞を受賞。国際的に知られるようになる。 初長編は『ヒロシマモナムール(24時間の情事)』(59)。記憶と忘却をテーマに、原爆を受けた広島を舞台にしたフランス人女性と日本人男性の出会いを描いた。『去年マリエンバートで』(61)でヴェネチア映画祭金獅子賞を受賞。 ほかに、『ミュリエル』(63)、イヴ・モンタンが反フランコ派の革命家を演じた『戦争は終わった』(66)、『ベトナムから遠く離れて』(67)、ジャン=ポール・ベルモンド主演の『薔薇のスタビスキー』(74)、『アメリカの伯父さん』(80)、『スモーキング/ノースモーキング』(93)などの監督作品がある。 ■スタッフ 監督:アラン・レネ 製作:ジャン=ルイ・リヴィ 共同製作:ヴァレリオ・デ・パオリス 製作総指揮:ジュリー・サルヴァドル 脚本:アレックス・レヴァル、ローラン・エルビエ 原作:クリスチャン・ガイイ 撮影:エリック・ゴーティエ 音楽:マーク・スノー |
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原題:Les herbes folles |
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