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果てなき路
ROAD TO NOWHERE

2012年1月14日(土)より、渋谷シアター・イメージフォーラムにて公開!


■ストーリー
 将来を期待された若きアメリカ人監督ミッチェル・ヘイヴン。彼はかつてノースカロライナで起こった事件を基にした映画「ROAD TO NOWHERE」の製作に取りかかる。映画の核にもなるヴェルマ役の女優探しから始まった。
大物女優、やがてオーディション映像の中からヴェルマ役にぴったりの女優を見つける。早速、ミッチェルは彼女に会いにローマへと向かう。
  ローマで会ったローレル・グラハムはヴェルマそのものだと確信し、監督ミッチェル・ヘイヴンとローレルは一日にして恋に落ちてしまう。やがて撮影に入ると、撮影を続けていく中で、監督と主演女優の恋は本物の愛へと変わっていく。

 


■キャスト
シャニン・ソサモン
タイ・ルニャン
ドミニク・スウェイン
ウェイロン・ペイン
クリフ・デ・ヤング
ロブ・コラー
ファビオ・テスティ
 




       

 

しかし、彼を魅了したローレルの経歴もまた、謎の女ヴェルマと同様に、暗く不可解なものだった。
  一方で事件の真相を追う保険調査員ブルーノが何かに気付き始める・・・

※   ※   ※

 

       
 






       


■プロダクション・ノートより

撮影 
DVDをパソコンに挿入する場面から始まる本作は、撮影・編集・上映まですべてデジタルによって行われた。撮影に使われたカメラは、キャノンの5D MARKUというデジタル一眼レフカメラで、劇中でへイヴンが使っていたものと同じものでる。本来は映画撮影用に作られたカメラではないのだが、スチール・カメラとしての精度の進化を動画に適応させることによって、「たった2500ドルで、その映像はスティーブン・スピルバーグやその他の映画監督たちが法外な額で作るカメラよりも高いクオリティ」を得ることができるようになったのだとヘルマンは語る。もちろん映画撮影用ではないために、その扱いには苦労したようだが、ヘルマン自身は作品できに満足し、今後、フィルムで映画を撮ることはないだろう、と語っている。

(プレス資料より転載)

 

 









■監督:モンテ・ヘルマン
1932年、ニューヨーク生まれ。ロサンゼルスのUCLAで映画を学んだ後、演劇活動をはじめ、25歳の時にアメリカ西海岸では初演となるサミュエル・ベケットの「ゴドーを待ちながら」を演出。その舞台を見た、ロジャー・コーマンに声をかけられ、スタッフとして参加。ペキンパーなどの編集を手伝いながら、59年、長編第1作となるホラー映画「魔の谷」を撮る。その後、コーマン門下生であったジャック・ニコルソンと出会い、『バック・ドア・トゥ・ヘル/情報攻防戦』『Flight to Fury』(共に64年)を経て、ジャック・ニコルソン主演の西部劇『銃撃』『旋風の中に馬を進めろ』(共に66年)を製作。
71年、ユニヴァーサルで撮った『断絶』が興行的に惨敗し、その後メジャー・スタジオの作品が撮れなくなる。74年ロジャー・コーマンが設立したニュー・ワールドの製作で『コックファイター』を監督するがこれも興行成績が芳しくなかったため、コーマンがタイトルを変え、作品を作り変えてしまう。以後、10年間監督作品は『China 9, Liberty 37』のみ。88年に、『イグアナ/愛と野望の果て』、『ヘルブレイン/血塗られた頭脳』を監督。
2010年、ヴェネチア映画祭で、21年ぶりの長編映画最新作『果てなき路』が特別獅子賞を与えられた


■スタッフ
監督:モンテ・ヘルマン
脚本:スティーヴン・ゲイドス
撮影:ジョセフ・M・シヴィット
美術:ローリー・ポスト
編集:セリーヌ・アメスロン
音楽:トム・ラッセル
製作:メリッサ・ヘルマン、モンテ・ヘルマン、スティーヴン・ゲイドス
製作総指揮:トーマス・ネルソン、ジューン・ネルソン

     

 

 

   


■オフィシャルサイト
www.mhellman.com

(C) 2010 ROAD TO NOWHERE LLC

原題:ROAD TO NOWHERE
2011年/アメリカ/ビスタ/121分
配給:boid