アーティスト
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■キャスト ジャン・デュジャルダン ベレニス・ベジョ ジョン・グッドマン ジェームズ・クロムウェル ペネロープ・アン・ミラー ミッシー・パイル アギー |
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1929年、映画界にセリフのあるトーキー映画が登場。サイレント映画こそ芸術、自分は芸術家だと主張し過去の栄光に固執するジョージは、キノグラフ社の社長と決別するが、数カ月後、自ら初監督と主演を務めたサイレント映画は大コケ。心配したペピーがジョージを訪ねるも、心を閉ざしたジョージは彼女を無下に追い返す。 ※ ※ ※
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監督・脚本:ミシェル・アザナヴィシウス インタビュー ジャンの相手役ペピーを務めたベレニス・ベジョも、役作りに1年間を費やしたという。「監督が観る映画をすべて観て、彼が読んだ本を全部読んだ。魅力的な過去の大女優たちには、どの女優にもペピーを見出せたわ。どのシーンにもペピーがいた。そうやってたくさんのイメージを自分の中に叩き込んで、そして次に、自分ならではのペピー像を新しく作り上げていったの。最終的に、完全に彼女を理解したのは、衣装を付けて、お化粧をして、セットの中で本番を演じた時ね。初めて体で習得できたの。これだわ、分かった!ってね。」 また監督は、俳優陣がよりエモーショナルに演技に打ち込めるよう、ある秘策をとった。撮影時にセットで音楽を流し続けたのだ。「あれは役者たちにとってすごく役立った。最後には音楽なしではダメだった程だよ!大抵は40年代か50年代のハリウッド映画音楽をかけていたんだ。バーナード・ハーマンやマックス・スタイナー、フランツ・ワックスマンなどのほかに、ジョージ・ガーシュウィンやコール・ポーターもね。『サンセット大通り』(50)の曲はかなり使ったけど、『追憶』(73)の曲も使った。『すぎ去りし日の…』(70)のフィリップ・サルドの曲まで使ったよ。ベレニスの場合は病院に着くところで『ローラ殺人事件』(44)のテーマ曲をかけた。彼女が好きな曲なんだ。彼らにとっては思いがけない贈り物みたいなものだね。あとはルドヴィック・ブールスが作曲した本作の曲もいくつかかけたよ。音楽がかかった中で演じるのは、雰囲気をつかむには非常にいい方法だ。音楽のおかげで彼らの演技が花開いていくのを見るのは非常に嬉しいものだった。もし、そのシーンにぴったりな音楽があったら、口で説明するよりもずっと明確に伝わるはずだ。」 ジャンは付け加える。「サイレント映画の撮影はものすごく贅沢だよ。撮影中に好きな音楽を何でもかけられるんだ。『すぎ去りし日の…』(70)の曲をかけてくれさえすれば、僕は即座に涙を流せるよ!」 (プレス資料より転載) |
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■監督・脚本・編集:ミシェル・アザナヴィシウス 1967年生まれ。監督としてのキャリアはテレビ界でスタート。94年、カルトテレビ映画「LA CLASSE AMERICAINE」で、共同で監督/脚本を務めた。同年『FEAR CITY: A FAMILY-STYLE COMEDY』で俳優デビュー。96年に、コメディ映画『DELPHINE 1, YVAN 0』などの脚本を担当。長編監督デビュー作は99年の『マイ・フレンズ』。06年にジャン・デュジャルダン主演のスパイパロディ『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』でブレイク。続編は『OSS 117: LOST IN RIO』(09)。本作は、はじめてハリウッドで撮影した作品。 ■スタッフ 監督・脚本・編集:ミシェル・アザナヴィシウス 撮影:ギョーム・シフマン 美術:ローレンス・ベネット 衣装:マーク・ブリッジス 音楽:ルドヴィック・ブールス 製作:トマ・ラングマン |
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