オレンジと太陽
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■キャスト エミリー・ワトソン デイヴィッド・ウェナム ヒューゴ・ウィーヴィング リチャード・ディレイン ロレイン・アシュボーン |
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マーガレットはシャーロットの出生を調べるうちに、死んだと聞かされていたシャーロットの母がまだ生きている事実を発見する。マーガレットはシャーロットの生みの母が働くパブを訪ねる。シャーロットの母は、娘はイギリスの養父母にもらわれたと信じていて、オーストラリアに送られたことなどまったく知らなかった。 ジャックに会いにオーストラリアへ向かったマーガレットは、そこにジャックやシャーロットと同じ境遇の人たちが大勢いることを知る。彼らはオーストラリアに到着すると、過酷な環境で働かされたり、虐待されたり、苦しい人生を歩んでいて、自分が誰なのか、母親がまだ生きているのかを知りたがった。マーガレットは、イギリスとオーストラリアを往復し、彼らの家族を捜し出す活動を始める。 オーストラリア。マーガレットのもとには、沢山の人が相談に訪れ、長蛇の列ができた。最初の相談者に付き添って来た男性レンは、「あんたに何ができる」とマーガレットに突っかかるが、実は彼も児童移民で心の底では母親を見つけたがっていた。 やがて、マーガレットの活動はマスコミの注目を集めはじめ、イギリスが子供たちを植民地に送った「児童移民」が、政府の政策によって行われていた事も明らかになる。そして彼女の調査は、しだいに政府レベルの大きな組織をも揺らし始めていった……。
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ジム・ローチ監督インタビュー 2002年に初めてマーガレットに会いました。僕は彼女の本を読んでいましたし、イギリスの新聞に1つ、2つ、小さな記事は出ていましたが、まだ多くはありませんでした。
彼女はノッティンガムのカフェの上に小さなオフィスを持っていて、そこに会いに行き、座ってお喋りをしました。
正直に言うと、最初彼女はほんの少し僕の相手をしようと考えていただけだと思いますが、僕らはあっという間に意気投合してしまったんです。 (プレス資料より転載) |
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■監督:ジム・ローチ 1969年生まれ。大学で哲学を学んだ後、当初はジャーナリストの道を志した。グラナダテレビジョンのドキュメンタリー番組「World in Action」の仕事を経て、TVドラマの演出を手がけるようになる。主な演出作品に、「コロネーション・ストリート」「ホテル・バビロン」「シェイムレス」「ホテル・ブルー」など。『オレンジと太陽』で長編劇映画デビュー。 ■スタッフ 監督:ジム・ローチ 原作:マーガレット・ハンフリーズ 脚本:ロナ・マンロ 撮影:デンソン・ベイカー 美術:メリンダ・ダリング 衣装:カッピ・アイルランド 編集:ダニー・クーパー 音楽:リサ・ジェラルド 製作:エミール・シャーマン、イアン・カニング、カミーラ・ブレイ |
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原題:Orange and Sunshine |
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