ファミリー・ツリー
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■キャスト ジョージ・クルーニー シャイリーン・ウッドリー アマラ・ミラー ニック・クラウス ボー・ブリッジス ロバート・フォスター ジュディ・グリア |
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全寮制の高校に入っている長女のアレックスを迎えに行くマット。母の病状を聞いたアレックスは激しく動揺する。心から母を愛しているからこそ、アレックスには許せないことがあった。「ママは浮気してたんだよ」。娘の突然の告白に激昂し、親友夫妻を問い詰めるマット。彼らは妻が本気で離婚を考えていたことを知っていた。 ※ ※ ※
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監督:アレクサンダー・ペイン インタビュー アレクサンダー・ペインのファンだったヘミングスは、ペインが自ら手掛けた脚本に感銘したと語る。「彼は原作の雰囲気を理解してくれていましたし、この話がおもしろいと同時に悲しいものだとよく分かっていました。それに、彼が時間をかけてハワイを知ろうとしてくれたことも嬉しかったです。」 ラストシーンでマットと娘二人がソファにもたれてTVを見ているシーンがあるが、その足元に掛けていたハワイアンキルトは、母親の入院時に掛けられていたものだ。こうした細部への演出に、作品に対するこだわりと理解が感じられる。 「アレクサンダーの見方は間違いなくユニークです」と、ペインとの仕事は5回目となるプロデューサーのジム・バークが語る。「なかでも、『ファミリー・ツリー』は、一番ユニークな気がします。これは素晴らしい登場人物たちのいる素晴らしいストーリーですが、さまざまな解釈が許されます。登場人物たちは、誰一人として完全に正しくはないし、また完全に間違ってもいません。これは誰もが同じ見方をするような映画ではありません。観客が自分なりの方法で参加し、つながりを持つことができる作品です。」
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■監督:アレクサンダー・ペイン 1961年、アメリカ、ネブラスカ州生まれ。スタンフォード大学で学んだ後、UCLAの映画科で修士号を得る。卒業作品『The Passion of Martin』(91)はサンダンス映画祭で上映される。監督デビュー作『Citizen Ruth』 (96)でミュンヘン映画祭最優秀賞を受賞。リース・ウィザースプーン主演のコメディ『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』(99)で、全米脚本家組合、ニューヨーク映画批評家協会から最優秀脚本賞を受賞、アカデミー賞脚色賞にノミネートされる。『アバウト・シュミット』(02)は、ゴールデン・グローブ賞監督賞にノミネート。『サイドウェイ』(04)は、アカデミー賞作品賞など主要5部門にノミネートされ、脚色賞に輝いた他、ゴールデン・グローブ賞作品賞と脚本賞を始めとする100部門近くの賞を獲得。その後、18組の監督が撮った短編を一本にまとめた『パリ、ジュテーム』(06)の一話、TVシリーズ「Hung」(09)のパイロット版を手がけた。 ■スタッフ 監督・脚本:アレクサンダー・ペイン 脚本:ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ 撮影:フェドン・パパマイケル 美術:ジェーン・アン・スチュワート 衣装:ウェンディ・チャック 編集:ケビン・テント 音楽:リチャード・フォード 製作:アレクサンダー・ペイン、ジム・テイラー、ジム・バーク |
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原題:The Descendants |
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