だれもがクジラを愛してる。
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■キャスト ドリュー・バリモア ジョン・クラシンスキー クリスティン・ベル ダーモット・マロ ヴィネッサ・ショウ テッド・ダンソン ジェームズ・レグロス |
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そんなとき、レイチェルの職場に1本の電話が入る。「アラスカ石油所有のホバーバージを、州兵にバローまで運ばせるとよい」と。電話の主は地元の石油採掘会社社長J・W・マグロウの妻だった。バローはマグロウが石油を掘りたがっている鳥獣保護区の近くであり、クジラ救出に協力すれば、彼の石油採掘にレイチェルたち自然環境保護団体も反対できなくなり、更には環境に優しい会社というイメージをつけられるだろうという思惑があったのだ。レイチェルは巧みにメディアを利用し、知事に州兵の派遣を要請させることにも成功する。435キロの氷原を2機のヘリコプターでホバーバージを移動させる任務を任されたのは、アラスカ州兵部隊の司令官スコット・ボイヤー大佐だった。 ニュースは瞬く間に全米で注目されることとなった。ロサンゼルスのテレビ局KABCの若手女性リポーターのジル・ジェラードは、局内で“お子様ネタ”とバカにされたクジラ救出ニュースの取材のため、バローに降り立つ。大挙として集まっているマスコミ各局の中、クジラ救出騒動の発端であるアダムと知り合ったジルは、キャリアアップのため慣れない極寒の地でレポートを続けるが、あまりの寒さに辟易とする。 ※ ※ ※ |
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1988年当時は、スマートフォンもインターネットのソーシャル・ネットワークもなく、ワイヤレス接続もない時代。そのため現代のように瞬時にニュースが広まらなかった。
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■監督:ケン・クワピス 1957年、イリノイ州生まれ。ノースウエスタン大学、南カリフォルニア大学(USC)で映画製作を学び、モーツァルトの一幕物の歌劇「劇場支配人」を脚色したUSCの卒業制作映画『For Heaven's Sake』を手掛けた際、学生アカデミー賞が贈られた。 『ガラスのファミリー』(84)で映画監督デビュー。05年の『旅するジーンズと16歳の夏』で高い評価を受けた。テレビドラマ「マルコムin the Middle」(00〜04)のプロデューサー、演出家として01年にエミー賞にノミネート。 その他の映画監督作品に、『セサミストリート ザ・ムービー:おうちに帰ろう、ビッグバード!』(85)、『バイブス秘法の謎』(88)、 『ヒー・セッド、シー・セッド/彼の言い分、彼女の言い分』(91)、『Let’sチェック・イン!』(95)、 『美容師と野獣』(96) 、『ライセンス・トゥ・ウェディング』(07)、『そんな彼なら捨てちゃえば?』(09)などがある。 |
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原題:Big Miracle |
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