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籠の中の乙女
DOGTOOTH

2012年8月、イメージ・フォーラム他、全国ロードショー


■ストーリー
 ギリシャの郊外にある裕福な家庭。一見普通にみえるこの家には秘密があった。 両親が子どもたちを外の世界の影響から守るために、ずっと家の中だけで育ててきたのだ。 邸宅の四方に高い生垣をめぐらせ、子どもに「外の世界は恐ろしいところ」と信じ込ませるために作られた「厳格で奇妙な」ルールの数々。

 学校にも通わせないその様子は外の世界からすれば異常なことだったが、純粋培養された従順な子どもたちはすくすくと成長し、幸せで平穏な日々が続いていくかのように見えた。 しかし、成長とともに好奇心の芽生えた子どもたちは恐怖を抱えつつも、次第に外の世界に惹かれていく…。

 


■キャスト
クリストス・ステルギオグル
ミシェル・ヴァレイ
アンゲリキ・パプーリァ
マリア・ツォニ
クリストス・パサリス
アンナ・カレジドゥ
       
 






       


■プロダクション・ノートより

ヨルゴス・ランティモス監督 インタビュー

Q:この構想はどこから得たのか?

「未来の家族」はどういうものになるのだろう?というところから思いつきました。社会の基盤を支える家族というものが、将来どのように変化していくのか? そして、仮に「家族を守るためにどんな犠牲をも払う」という親がいたとして、その思いに巻き込まれた子供たちはどうなるのか? 家に閉じ込められて、それと気づかないうちに様々な制約を課せられて育ったら、一体彼らはどのような大人になるのか?それが本作の出発点になりました。


 

 









■監督:ヨルゴス・ランティモス
1973年、ギリシャ、アテネ生まれ。ミュージッククリップやCMの監督からキャリアをはじめ、TVドラマや演劇の演出も行うようになる。共同で脚本した「My best friend」で長編映画の製作に乗り出す。本作で2009年のカンヌ国際映画祭、ある視点部門グランプリを獲得し、第83回アカデミー賞外国映画賞にノミネート。


■スタッフ
監督:ヨルゴス・ランティモス
脚本:エフティミス・フィリプ
撮影:ティミオス・バカタキス
編集:ヨルゴス・マブロプサリディス
美術・衣裳:エリ・パパゲオルガコプル
製作:ヨルゴス・ツルヤニス

     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://kago-otome.ayapro.ne.jp/

(C)XXIV All rights reserved

原題:DOGTOOTH(KYNODONTAS)
2009年/ギリシャ映画 /スコープサイズ/ ギリシャ語/96分
日本語字幕:石田泰子
字幕監修:柳田富美子
配給:彩プロ