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みんなで一緒に暮らしたら
Et si on vivait tous ensemble?

2012年11月3日(土)、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー


■ストーリー
 パリの郊外に住む5人は40年来の友人同士。アルベールとジャンヌ夫婦、ジャンとアニー夫婦、そして一人暮らしのクロード。
 75歳になったクロードの誕生日、いつものようにアニー夫婦が暮らす一軒家に集まってワインで乾杯。みんな陽気にすごすけれど、本当は心臓発作を起こしたばかりのクロードのことが気がかりだったり、夕方にはそれぞれの家に引き上げてパーティを早めに終わらなければいけない。

  「みんなで一緒に住めば問題なくなる」と切り出したジャンだったが、誰も耳をかさずパーティは解散、妻のアニーにも「共同生活なんてごめんよ」と一蹴される始末だった。

 


■キャスト
ジェーン・フォンダ
ジェラルディン・チャップリン
ダニエル・ブリュール
ピエール・リシャール
クロード・リッシュ
ギイ・ブドス
 




       

 

 病院からの診断結果が届いたジャンヌは、自分の病が進行していることを知るが、夫のアルベールが記憶を失いつつあることも心配の種。夫には、「病気は完治したわ」と嘘をつく。

一方、ジャンは生きがいにしてきたNPO活動の参加を高齢がゆえに断られ、妻にも相手にされないことを憤るが、アニーはアニーは孫が遊びに来てくれないと嘆き、庭にプールを作るといって譲らない。独身生活を謳歌しているクロードは、いまだ現役とばかりに若い女性に夢中で、趣味の写真撮影も女性のヌードが中心。

ある日、アルベールが愛犬の散歩中に転倒、救急車で病院に担ぎ込まれる。「人生の最後をどう過ごすか考えてこなかった」と動揺を隠せない妻ジャンヌをよそに、娘が犬のオスカルを勝手に保健所に預けてしまう。
  しかし、犬のいない生活なんて考えられないアルベールのため、ジャンとクロードが犬を連れ戻してくれる。いざという時に友達は心強いと思ったジャンヌは、真剣に共同生活を考えるべきだと提案する・・・


※   ※   ※

 

       
 




       


■プロダクション・ノートより

監督:ステファン・ロブラン インタビュー

映画を撮っている際、僕にとってとても重要なことがひとつありました。たとえ年はとっていようとも、年齢とはまったく関係なく振舞うことができる俳優たちと仕事ができるということです。これこそ、僕自身、もっとも望んでいたことだったのです。
つまり、いくら年を取ろうが、生きている限りそこに必ず喜びが必ずある。そのことを映画のなかで示したかったのです。
この思いが最初から根底にあったので、人があまり話題にすることなく通り過ぎてしまう、熟年層の性に関する問題についても俳優たちの演技のおかげで逃げることなく向かうことができ、セリフの中にもそれなりの配慮と軽妙なトーンで入れ込むことができたのではないかと思っています。


 

 









■監督:ステファン・ロブラン
1970年生まれ。93年、ニースの映像制作大学(ESRA)卒業。 フランク・エスポジトと共同監督で“Rue des Morillons” (94)、“Encule!” (95)、“Pile ou face”(96)と短編映画を制作。一方でTVドキュメンタリーやCMも制作。 04年に、アクション映画 “Real Movie”で監督デビュー。07年から、本作『みんなで一緒に暮らしたら』の制作に入ったが、 なかなか進められずに、5年をかけて完成させた。


■スタッフ
監督・脚本:ステファン・ロブラン
撮影:ドミニク・コラン
美術:ダヴィッド・ベルサネッティ
衣装:ユルゲン・デーリング
編集:パトリック・ヴィルフェルト
音楽:ジャン=フィリップ・フェルダン 
製作:クリストフ・ブリュンシェ、ペーター・ロンメル、フィリップ・ゴンペル

     

 

 

   


■オフィシャルサイト
www.cetera.co.jp/minna

(CLES PRODUCTIONS CINEMATOGRAPHIQUES DE LA BUTTE MONTMARTRE / ROMMEL FILM / MANNY FILMS / STUDIO 37 / HOME RUN PICTURES

原題:Et si on vivait tous ensemble?
2011年/フランス・ドイツ/仏語/96分/ヴィスタ
日本語字幕:古田由紀子
配給:セテラ・インターナショナル/スターサンズ