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バレエに生きる 〜パリ・オペラ座のふたり〜
Une Vie de Ballets

2012年9月18日(土)、Bunkamuraル・シネマ、他全国順次公開


■ドキュメンタリー

1951年から振付師として活躍し、ロマンティック・バレエの復活に多大な貢献を果たしたピエール・ラコットと、かつてのエトワールでもあり、引退後も後進の育成を続けるギレーヌ・テスマー。
パリ・オペラ座と縁の深い二人がロマンティック・バレエの魅力を語る。

フランス、アメリカ、ロシア、モナコ…ともに世界を巡った二人の軌跡を辿ることで見えてくるものは、これまで語られることがなかったバレエ史の一片とパリ・オペラ座の歩み。そして60年間に亘る、数々の出会いと別れがあり、踊ることへの強い想いが受け継がれていきます。

 


■キャスト
ピエール・ラコット
ギレーヌ・テスマー

 







       

 

※   ※   ※

ギレーヌ・テスマー  
1943年北京生まれ、コンセルヴァトワールで学び、61年にマルキ・ド・クェヴァス・バレエに入団し活動を始める。68年にラコットと結婚、71年「ラ・シルフィード」復活上演、72年にはオペラ座に迎えられてエトワールに。(85年まで在籍し、ラコット版「コッペリア」の他にバランシンの「アゴン」(74)「ラ・ヴァルス」(75)、ロビンス「牧神の午後」(74)のオペラ座初演)
NYCB等多くのバレエ団にも客演。86-88年、ラコットと共にモンテカルロ・バレエ団を復興させ主催。「ジゼル」「コッペリア」「白鳥の湖」などのクラシック・バレエに出演。同時にR・プティ、G・バランシン、J・ロビンス等同時代の優れた振付家の作品にも多く出演している。引退後はオペラ座バレエ団で後進の育成に。

ピエール・ラコット
1932年イヴリーヌ県シャトゥ生まれ。42年オペラ座バレエ学校入学 L・エゴロバ、C・ザンベッリ、S・リファール、G・リコーを師と仰ぐ。
46年より活動を始め53年にプルミエとなる。51年から振付創作を始める(使用楽曲にはチャイコフスキー、バッハ、ドビュッシー、S・ベシェ、アルビノーニ、エリントン、ピアフ等)
54年オペラ座を退団し、自らのバレエ団を結成していく。70年代からは創作バレエを封印し、ロマンティック・バレエの復活上演に全力を投入することになる(これらの復元上演では振付のみならず美術や衣装をも手がける)。71年の「ラ・シルフィード」に始まり、73年には「コッペリア(1870初演)」を復元(N・ポントワ、C・アタナソフ)、76年に「パピヨン(1860初演)」(D・カルフーニ)、「ドナウの娘(1836オペラ座初演)」はコロン劇場にて78年復活上演。今世紀に入ってもマリインスキーの為に2000年「ファラオの娘」、2001年「パキータ」を復元。2006年には「ドナウの娘」を東京バレエ団に振付。2010にはM・ルグランの音楽を用いて「三銃士」を創作した。

       
 






       

■作品に登場する振付師、ダンサー:

フィリッポ・タリオーニ
マリー・タリオーニ
カルロッタ・ザンベッリ
ミハイル・フォーキン
エカテリーナ・エゴロワ
ルドルフ・ヌレエフ
ミカエル・ドナール
エリザベット・プラテル
ローラン・イレール
マチュー・ガニオ
ジョージ・バランシン
ほか

バレエシーン
「ラ・シルフィード」
「ドナウの娘」
「ジゼル」
「声」
「パキータ」
「三銃士」
「ドナウの娘」
「ファラオの娘」
ほか

 

 









■監督:マレーネ・イヨネスコ 
シェイクスピアの「オテロ」を基に制作された、ルテステュとラリオ・エクソンの「オテロの夢」の撮影を担当。監督作としてはドミニク・カルフーニとマチュー・ガニオ親子のドキュメンタリー 「マチューガニオ&カルフーニ ―2人のエトワール―」、パリ・オペラ座を代表するエトワールとなったアニエス・ルテステュの実像に迫るドキュメンタリー「アニエス・ルテステュ/美のエトワール」などがある。
     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://www.alcine-terran.com/ballet/


(C)2011 Delange Productions ? Wide Management - all rights reserved.
原題:Une Vie de Ballets
2011年/フランス/フランス語/99分
日本語字幕:古田由紀子
配給:アルシネテラン