home
home

 

マリー・アントワネットに別れをつげて
Les adieux a la reine

2012年12月15日(土) TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ ほか全国順次ロードショー


■ストーリー
 1789年7月14日、バスティーユが陥落し、フランス革命が勃発した日。ヴェルサイユでは、ほとんどの人がまだ何も知らず、いつもと変わらぬ華やかな1日を送っていた。王妃マリー・アントワネットは、予知したかのように悪夢で目覚め、早朝に朗読係のシドニーを呼ぶ。自分に心酔するシドニーと話すうちに落ち着きを取り戻した王妃は、ファッション誌の朗読を楽しんだ。

 7月15日、バスティーユ陥落のニュースがヴェルサイユに駆け巡る。シドニーは事の真偽を確かめようと、史料編纂官モローの部屋を訪ねるが、彼も「絶望的だ。暴動は国中に広がってゆくだろう」と断言する。
やがて、286人の処刑リストが出回り、ヴェルサイユは騒然となる。筆頭は王妃、3番目は王妃に最も愛され、あり余る富と特権を享受していたポリニャック夫人。

 


■キャスト
レア・セドゥ
ダイアン・クルーガー
ヴィルジニー・ルドワイヤン
グザヴィエ・ボーヴォア
ノエミ・ルボフスキー
 




       

 

 シドニーは女官のカンパン夫人からメスに逃げる王妃のために、本を10冊ほど選ぶように命じられる。王妃は暖炉の前で愛人からの手紙を読んでは火にくべていた。やがて王妃はシドニーをそばに座らせ、ポリニャックへの情熱的な恋心を打ち明ける。だが、そのポリニャックは、なぜかこの非常時に王妃の呼び出しを無視していた。シドニーは王妃を喜ばせようと、彼女を説得してつれてこようと申し出る。
  ポリニャックは睡眠薬を飲んで熟睡していた。シドニーはシーツをめくり、その美しい裸体を嫉妬と羨望に満ちた目で眺める。あきらめて戻ると、王妃は大量の宝石を持ち出そうとしていた。取り乱す王妃を見て涙ぐむシドニーに、王妃は「あなたを見捨てたりしないわ」とつぶやく。

 7月16日、召使が逃げ、物乞いが侵入し、衛兵までも逃亡。ヴェルサイユは混乱していた。それでも王は会議の席で逃亡はせずに留まることを決定する。


※   ※   ※

 

       
 




       


■プロダクション・ノートより

本作の最大の見どころは、実際のヴェルサイユでの撮影である。今回は通常では入場禁止となっている多くの場所での撮影が許可された。宮殿を管理する人々は、撮影隊を暖かく迎え入れてくれた。「なぜなら、その方々も世界でもっとも多くの人に訪ねられる観光名所であるヴェルサイユ宮殿が、この映画の主役のひとつだと知っていたからだ。我々は歓迎され、自由にやらせてもらうことができた」とジャコー監督は振り返る。ただし、撮影スケジュールは厳しかった。撮影隊が中に入れたのは、一般公開のない月曜日と夜間だけだったからだ。

映画の中に出てくる鏡の間、隣接する客間、ヘラクレスの間、小トリアノン、中庭、宮殿の周辺の舗道側と街側は、すべて本物のヴェルサイユ宮殿の建物である。小トリアノンのエントランスとその周辺、王妃の部屋に続く階段は実際に小トリアノンで撮影されたが、王妃の寝室に関しては、メゾン・ラフィットに再現された。本当の部屋では、カメラに収めるには狭すぎたからだ。シャンティイ城では、貴族たちが自分の汚い部屋を出てうろうろするのが見える長い回廊が撮影された。
ヴェルサイユ宮殿で撮影できなかったものは、多くの資料とスタッフの想像力を活かして、パリ近郊に数多く残る17世紀につくられた城の中に再現された。


 

 









■監督:ブノワ・ジャコー
1947年、パリ生まれ。マルグリット・デュラス監督の『Nathalie Granger』(72)の助監督でキャリアをスタート。『L'assasin musicien』(76)で映画監督デビュー。主な監督作品に『肉体と財産』(86)、『デザンシャンテ』(90)、『シングル・ガール』(95)、『肉体の学校』(98)(パルムドールにノミネート)、『発禁本―SADE』(00)、『トスカ』(01)、『イザベル・アジャーニの惑い』(02)、『肉体の森』(10)などがある。



■スタッフ
監督:ブノワ・ジャコー
脚本:ジル・トーラン、ブノワ・ジャコー
原作:シャンタル・トマ
撮影:ロマン・ウィンディング
美術:カティア・ワイスコフ
衣装:クリスチャン・ガスク、ヴァレリア・ランコー
編集:リュック・バーナー
音楽:ブリュノ・クーレ
エグゼプティブ・プロデューサー:ジャン-ピエール・ゲラン、クリスティナ・ラーセン、ペドロ・ウリオル


     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://myqueen.gaga.ne.jp/

(C)2012 GMT PRODUCTIONS - LES FILMS DU LENDEMAIN - MORENA FILMS - FRANCE 3 CINEMA - EURO MEDIA FRANCE - INVEST IMAGE

原題:Les adieux a la reine
2012年/フランス・スペイン合作/100分/シネスコ
日本語字幕:丸山垂穂
配給:ギャガ