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偽りなき者
JAGTEN
THE HUNT(英)

2013年3月16日、Bunkamuraル・シネマほかにて全国ロードショー


■ストーリー
 ルーカスは42歳。森と湖の景観が美しい街で愛犬のファニーと暮らしている。妻とは最近離婚し、毎週の週末しか一人息子のマルクスと会えない。さらに、教師として勤めていた小学校が閉鎖されたことで失業も経験した。
  公私共に辛い試練に見舞われたルーカスだが、幼稚園教師の職を得てどうにか生活が安定。11月の狩猟シーズンを迎えた今は、仲間たちとともに鹿狩を楽しむ余裕も出てきた。中でもテオは家族ぐるみの付き合いを続けている唯一無二の親友で、何かとルーカスとマルクスの関係を気にかけてくれている。

 


■キャスト
マッツ・ミケルセン
トマス・ボー・ラーセン
アニカ・ヴィタコプ
ラセ・フォーゲルストラム
スーセ・ウォルド
ラース・ランゼ
 




       

 

 ようやく取り戻した穏やかな日常。だがそれをくつがえす事件がおきる。事件の種を蒔いたのは、テオの娘で幼稚園に通うクララだった。不仲な両親に代わりやさしく面倒を見てくれるルーカスに好意を寄せた彼女は、その気持ちをキスとプレゼントに託して伝えるが、ルーカスはやんわりと拒絶する。思いもよらない拒絶に傷ついたクララは、あたかもルーカスにいたずらされたかのような作り話を園長のグレテに話してしまう。
  グレテは、ルーカスに休暇を命じると、外部から人を呼んで調査を開始する・・・

※   ※   ※

 

       
 







       


■プロダクション・ノートより

トマス・ヴィンターベア 監督
1999年の暗い冬の夜、ドアをノックする音が聞こえた。著名なデンマークの心理学者が雪の中、子供たちと彼らのファンタジーを絶賛する文書を抱えて外に立っていた。彼が「抑圧された記憶」に関するコンセプトについて話した。「思考はウィルスだ」とする彼の理論に、僕は不安を感じさえした。僕は彼を中に入れず、その文書も読まずベッドに入った。
10年後、心理学者が必要だった僕は彼に電話した。遅ればせながら礼儀を示すため、僕はその文書を読んだ。僕はショックを受け、魅了された。そしてここには語られるべき物語があると感じたのだ。現代の魔女狩りに関する物語。この映画はそこから生まれたものである。

 

 









■監督:トマス・ヴィンターベア
1969年生まれ。93年、デンマーク映画学校を卒業。96年、『THE BIGGEST HEROES』で長編映画デビュー。デンマーク・アカデミー賞で3部門を受賞。『セレブレーション』(98)で、カンヌ国際映画祭、特別審査員賞受賞。『アンビリーバブル』(03)、『DEAR WENDY』(05)と、2本の英語の映画を発表した後、デンマーク語の映画に戻り、『WHEN MAN COMES HOME』(07)、『光のほうへ』(10)を監督。『光のほうへ』は、デンマーク・アカデミー賞で5部門を受賞。


■スタッフ
監督:トマス・ヴィンターベア
脚本:トビアス・リンホルム
撮影:シャーロッテ・ブルース・クリステンセン
美術:ニゴライ・イーイロン
衣装:メノング・ラムスムン
編集:アンヌ・ストラッド・&ヤヌス・ビレスコフ・=ヤンセン
音楽:ニゴライ・イーイロン
製作:シーセ・グラウム・ヨルゲンセン、モーテン・カウフマン

     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://itsuwarinaki-movie.com/

(C)2012 Zentropa Entertainments19 ApS and Zentropa International Sweden.

原題:Jagten 英題:THE HUNT
2012年/デンマーク/115分/シネスコ
日本語字幕:松浦美奈
配給:キノフィルムズ