ハーブ&ドロシー ふたりからの贈り物
|
■キャスト ハーバート&ドロシー・ボーゲル リチャード・タトル クリスト ロバート・バリー パット・ステア マーク・コスタビ チャールズ・クロフ マーティン・ジョンソン |
|||||||||||||
|
カメラは、コレクションを受け取った10の美術館に向かう。ハワイ、ノースダコタ、モンタナなど、現代アートほとんど接点のない地方も登場する。現代アートの前で、自由に想像をめぐらせる子供たち、一方で「なぜこれがアートといえるの?」と言う大人。 各地の反応を通して見えてくるのは、今。美術界が直面している問題であり、挑戦でもある。現代アートとは何か?私たちの住む社会にアートは必要なのか?アートを、文化を支援し、後世に残すためには何が必要なのかを映画は問いかける・・・。
※ ※ ※
|
|||||||||||||
監督:佐々木芽生インタビュー タペストリーが編み上がるまでもうすぐという時、2012年の夏に、ハーブが89歳でこの世を去りました。1人残されたドロシーにつきそい、支えながら、自分もしっかりしなければ、と悲しむ余裕もないまま緊張する日々でした。その間、「映画はどうなる?」ということを考える余裕は殆どありません。ハーブの死は想定していたものの、映画のテーマは変わらないので、方向性を大きく変えることはない、ハーブの死は、ほんのさわりだけ伝えればいい、と自分に言い聞かせる毎日。ハーブの死が近づいても、すでに撮影済みの素材だけで映画を完成するつもりでした。後で思い返して、私は何て甘かったのだろう、監督失格だ、と深く反省し落ち込んだものです。 しかし、実際にハーブが亡くなってみると、予想外のことが起きました。ハーブのお葬式で、ドロシーは、コレクションの終了宣言をしたのです。「2人のコレクションは、ハーブと共に始まり、ハーブと共に幕を閉じた。だからアパートのコレクションは全て
|
||||||||||||||
|
■監督:佐々木芽生 青山学院大学仏文科卒。1987年渡米。以来NY在住。1990年初め、フリーのジャーナリストとして活動。1992年NHKニューヨーク総局勤務。NY担当レポーター、ニュース・ディレクターなどを勤める。1996年独立し、NHKスペシャル「世紀を越えて」「地球市場」「同時3点ドキュメント」などのテレビ・ドキュメンタリーの取材・制作に携わる。2002年、映像制作会社・(株)ファイン・ライン・メディア・ジャパンをNYにて設立。 2008年、初の監督・プロデュース作品『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』を発表。 現在は、続編にあたる本作『ハーブ&ドロシーふたりからの贈りもの』を完成させた他、捕鯨問題をテーマとした長編ドキュメンタリー映画『THE WHALE MOVIE』製作に向けて取材を進めている。 ■スタッフ 監督:佐々木芽生 撮影:エリック・シライ 編集:バーナディン・コリッシュ 音楽:デビッド・マズリン 製作:佐々木芽生 |
|||||||||||||
|
2013年/アメリカ/英語/87分 日本語字幕: 配給:ファイン・ライン・メディア・ジャパン
|
|||||||||||||
|
||||||||||||||