セレステ∞ジェシー
CELESTE AND JESSE FOREVER

2013年5月25日（土）よりシネクイントほか全国ロードショー


■ストーリー
　メディア・コンサルティング会社の経営者として多忙な日々を送るセレステ。プライベートでは、高校の頃からの付き合いになる夫のジェシーと、離婚を前提に別居している。

　ある日いつものように友だちカップルとディナーを楽しんでいたセレステとジェシー。じゃれ合いながらメニューを選ぶ二人の姿を見ていたベスは、「あなたたち離婚するんでしょ！」と大激怒。それでも私たちは親友だからと、セレステは意に介さない。別れる準備ができていない二人に周囲の人々は呆れ気味。

　セレステに未練たっぷりのジェシーは、友人から他の女とデートするよう、けしかけられる。一方、セレステはベスから本当に離婚していいの？　と念を押されるが、売れないイラストレーターで貧乏なジェシーには口座もないから、子どもが産まれたらかわいそうという理由で「親友以外の何者でもない」とバッサリ切り捨てる。

 

　ある日、いつものようにジェシーを呼び出すセレステ。IKEAの家具の組み立てを頼むものの、ジェシーもお手上げ。ワインを飲んでいい感じになった二人は、そのままセックスしてしまう。翌朝、ジェシーはセレステに愛をささやくが、セックスを後悔するセレステの「シラフだったら寝てない」との言葉に、「今度はIKEAを頼んでくれ！」と捨て台詞を残して消えてしまう。

　謝ろうと何度もジェシーに電話をするセレステ。ところがいくらかけても電話は繋がらない。ようやくジェシーの大切さに気がつくセレステだが、2週間の出張を終えて家に戻った彼女を待っていたのは、ジェシーの「子どもができた。他の女に」という衝撃的な一言だった。「何をすればいい？」というセレステに「彼女と一緒になりたいだけ」と答えるジェシー。平静を装うセレステは密かにトイレで涙を流すのだった・・・

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■プロダクション・ノートより

リー・トランド・クリーガー監督 インタビュー

共同脚本を担当した、ラシダ・ジョーンズとウィル・マコーマック。2人は、90年代後半に数週間交際したが、すぐに友達でいる方がいいと気づいた。
「カップルとしては短命だったけど、すぐに友達になれると分かったんだ」と語るのは相棒役で薬のディーラーであるスキルツを演じたウィル。２人はラシダのあるアイデアから執筆をスタートさせた。
一緒に育ってきた若い夫婦が離婚すべきだと気づくが、友情関係は無くしたくないと思ったら？
別れた後も友達で居続けられるか？関係の一番いいところは残したまま、嫌な部分は除外できるか？

誰かを果てしなく愛しながらも、“運命の人”ではないこともあるか？
ラシダは、「みんなが予想するようなストーリーとは逆のものにしたかったの。誰もがラブコメの基本や構成は分かってるから、それをひっくり返したかったの。笑いや観客の期待は保ちつつ、何か新しい要素を加えて。」と話す。
ウィルは、「セレステとジェシーは間違いなく僕らを元に膨らませた人物だ。セレステは心の痛みなんて負かすことができると考えているから面白いんだ。それは他の人だけに起こることなんだと。彼女はそれを避けるために何でもやるんだ。」と語る。
新人の書き手としてお互いを励ましながら、隣同士で言葉の一つ一つを一緒に考え、全部一つのパソコンで脚本を完成させた『C∞J』は役者兼書き手として二人にとって初めて挑戦した作品となる。

■監督：リー・トランド・クリーガー
2005年に、南カリフォルニア大学のシネマ／テレビ学部を卒業後、『DEEMBER ENDS』(未・06)で監督デビュー。
08年に自らのオリジナル脚本『ビンテージ・ラブ　〜弟が連れてきた彼女〜』（未・09）で、サンダンス映画祭、インディペンデント・スピリット・アワード最優秀脚本賞にノミネート。第32回デンバー国際映画祭で新人監督賞を受賞。映画以外で、CMやミュージック・ビデオなども多く手がけている。


■スタッフ
監督：リー・トランド・クリーガー
脚本：ラシダ・ジョーンズ、ウィル・マコーマック
撮影：ダヴィッド・ランゼンバーグ
美術：イアン・フィリップス
衣装：ジュリア・キャストン
編集：ヤナ・ゴースカヤ
音楽：サニー・レヴィン&ザック・カウイ
製作：リー・ネルソン、ジェニファー・トッド、スザンヌ・トッド、リー・ネルソン
製作総指揮：ラシダ・ジョーンズ、ウィル・マコーマック