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私が靴を愛するワケ
God Save My Shoes

2013年5月11日(土)、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー


■ドキュメンタリー
 ルネサンス期の靴から、今日のピンヒールまでの歴史を追いながら、靴を通して“女性と靴の歴史”を紐解いていく。
  クリスチャン・ルブタン、マノロ・ブラニク、ピエール・アルディ、ロジェ・ヴィヴィエ、ウォルター・ステイガー…一度は履いてみたい、女性たち憧れのブランドのスター・デザイナーたちと、ファーギーやディタ・フォン・ティース、ケリー・ローランドなど錚々たるセレブたちが語る、“靴”の魅力。

 デザイナーたちが靴に込めた思い。そして、靴の魅力にどっぷりとつかったセレブたちの意外な一面。ファッション歴史家、女性誌の編集者、心理学者、セックス専門家、靴フェチ、そして一般の人々にも迫り、ポップに、心理学的に、そして社会学的かつ歴史的に、さらには“フェティシズム的”にもその魅力の謎を追う。

 

 


(C)Caid Productions, Inc. All rights reserved./(C)Mattel, Inc.
 




       


■キャスト

アン・ユゴー:脚本家
バロネス・モニカ・ヴォン・ニューマン:ソーシャライト 
ベス・シャク:プロのポーカー・プレイヤー 
ブルーノ・フリゾーニ:シューズ・デザイナー
カロリーヌ・ド・ファイエット:フランス版エル誌編集者
クリスチャン・ルブタン:シューズ・デザイナー 
ディタ・フォン・ティース:バーレスク・ダンサー 
エリザベス・セメラック:シューズ・ミュージアム・キューレーター
フィリッパ・フィノ:米国ヴォーグ誌 元シニア・アクセサリー・エディター 
ファーギー:歌手
ジャネット・ベラルディ:ビジネスウーマン
ジェイミー・アルビン:心理学者
ケリー・ローランド:歌手
ラヤ・ラーマン:シューズ・デザイナー 
ロラン・ジロー:編集者
マノロ・ブラニク:シューズ・デザイナー 
マーシャル・コーエン:NPDグループ マーケット・アナライザー
マリー=アニエス・ジロー:バレエダンサー 
メアリー・ルー・クインラン:マーケット・コンサルタント
ジョバンナ・フェラガモ:サルヴァトーレ・フェラガモ副社長
ミーガン・クレアリー:靴研究家、作家、TVパーソナリティ
マイケル・ナイティス:クリスチャン・ルブタンNY店店長
ミドリ:作家、フェティッシュ研究家
ニキ・スキロ:アーティスト
ピエール・アルディ:シューズ
ロベール・クレジュリー:シューズ・デザイナー 
セルジュ・エフェス:心理学
シェキーダ・ホール:ドラァグクイーン
ソフィー・ブラムリー:女性セクシュアリティ研究家
スザンヌ・レヴィン:足専門医
ヴァレリー・スティール:FIT美術館キューレーター 
ウォルター・ステイガー:シューズ・デザイナー 

       
 










       


■プロダクション・ノートより

ジュリー・ベナスラ監督 インタビュー

ディレクターズノート
この作品の監督を依頼されたときは、正直、戸惑いました。もちろん女性は靴が好きだけど、それと同じぐらいに洋服やバッグやジュエリーも好きだろうし、靴が女性の生活においてどのぐらい重要なのかということに気づいていなかったの。私は、この靴という小さな物体が、洋服やアクセサリー以上にいかに象徴的で重要かということに全く気付いていなかった。
リサーチをして、愛する靴について語る女性たちに凄く刺激を受けたの。数日後には、自分のクローゼットを調べてみようと決めたわ。ウソでしょ!?50足以上も持っているわ!自分が靴好きの女の子(“shoe-gal”)だなんて考えたこともなかったわ。自分は靴に弱いってことを気づいてなかったみたい!

靴からの誘惑を理解するのに女性をリサーチする以外他にいないでしょう?なぜそんなにたくさんの靴を持っているの?なぜ新しい靴を買う時に突然靴への気持ちが高ぶるの?なぜ多くの女性がセックスよりも靴が好きだと言うの?ハイヒールを履く時に女性は心理学的・感情的にどのように感じているの?
このような靴の現象を捉えるのにそんなに時間はかからなかったわ。フィレンツェ、ミラノ、パリ、トロント、ニューヨーク、ペンシルベニア、ニュージャージー、ロサンゼルス、ローマなどを旅して靴産業のトッププレーヤーにインタビューしたの。行く先々で地元のスタッフを雇わなければなかったのは大変だったわ。でもそれぞれの場所で、女性スタッフだけを雇うようにベストを尽くしたわ。女性による女性の作品を撮るということを守ってね。

私にとっては、フッテージに何百時間も費やした後、プロデューサーも編集者もみんな頭がおかしくなるぐらい疲れきっていたけど、女性の靴、女性らしさと、女性の現状が並行しているということをこの作品が明らかにしたんだと気付いたの。靴はポップカルチャーやセクシャリティ、そして女性の人生においてとても重要な役割を果たしている。それは私たちが少しの皮肉とたくさんの愛情を込めていた遠大な事柄なのよ。
それ以来、以前と同じ様には靴を履くことがなくなったわ。この映画を観た方々もそうであるように祈るわ。


 

 









■監督:ジュリー・ベナスラ
フランス・マルセイユ生まれ。両親とともにロサンゼルスに移住。フォーダム大学でジャーナリズムを専攻。
大学生だった2005年から本作の制作プロダクションであるカイド・プロダクションに参加。
2006年までニューヨークを拠点としたフランスとアメリカの企業のPRやフリーランスのライターとして活動。その後フランスに戻り、映画やドキュメンタリー作品の翻訳家として働いた。次第に映画の仕事に携わるようになる。
2009年、ソニーミュージックのTVドキュメンタリーシリーズ“European Music Legends”で初めてアシスタントディレクターを務め、ラインプロデューサー、リサーチャー、ジャーナリストとしても携わった。本作品が初の監督作品。


■スタッフ
監督・脚本:ジュリー・ベナスラ
撮影:ベアトリス・ミズラヒ、ピエロ・コロンナ
編集:カトリーヌ・ペイ&ジャック・テリエン
音楽:エリオット・カールソン
製作:ティエリ・ダヘール

     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://www.alcine-terran.com/shoes/

(C)Caid Productions, Inc. All rights reserved./(C)Mattel, Inc.
(C)Caid Productions, Inc. All rights reserved.

原題:God Save My Shoes 
2011年/フランス・アメリカ/70分/デジタル
日本語字幕:今井祥子、原稿協力:立田敦子
配給:アルシネテラン