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ストラッター
Strutter

2013年9月14日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開


■ストーリー
 ロッカーのブレット最愛はの恋人ジャスティーンから突然別れを告げられ、失意のどん底に叩き落される。しかも、彼に追い打ちをかけるように告げられるバンドメンバーの脱退宣言。そんな中、ブレットはジャスティーンが彼のリスペクトするミュージシャン、デイモンと付き合い始めたという噂を耳にする。 

 怒りに震えるブレットはデイモンの経営するレコード屋に駆け込むが、当のデイモンを目の前にすると何も言えず、高価なレコードを買って帰って来てしまう。ジャスティーンのことはもう諦めるしかないと悟ったブレットは、映画館で働く友人のクレオをデートに誘う。だが、お互い緊張して飲み過ぎてしまい、デートは失敗に終わる。存続の危機に陥っていたバンドも、残りのメンバーが突然町を去ったことであえなく解散となってしまった…。

 


■キャスト
フラナリー・ランスフォード
ダンテ・ホワイト=アリアーノ
エリーズ・ホランダー
クレイグ・スターク
ルアナ・アンダース
サラ・アシュレイ
 




       

 

 母親や母親の恋人フランク、アルバイト先の楽器屋店主アーチーなどに励まされ、徐々に自暴自棄から立ち直っていくブレット。そんな彼の前にジャスティーンと別れたと言うデイモンが現れ、仕事を手伝わないかと持ちかける。わだかまりを捨て、デイモンの仕事の手伝いを始めるブレット。奇妙な友情で結ばれた二人はミュージシャンであるフランクに誘われて、ヨシュア・ツリ―へと“砂漠のツアー”に旅立つ。旅の過程でさまざまな人々と出会い、成長していくブレットとデイモン。二人はフランクの粋な計らいでリスペクトする伝説的ミュージシャン、グラム・パーソンズが息をひきとった宿に泊まることにした。

 その部屋で、自分たちと同じようにミューズを求め、真に結ばれなかったグラム・パーソンズのことを思うブレットとデイモン。翌日、フランクとともにステージに立った二人は素晴らしい演奏を披露し、会場は拍手に包まれた。旅から戻ったブレットは中途半端な関係に終止符を打つため、再びクレオをデートに誘う…。


※   ※   ※

 

       
 






       


■プロダクション・ノートより

日本でもインディーズの監督が元気で注目を集めていますが、お金を集めるのに苦労している。この作品はほんとに良い例になると思います。

カート・ヴォス:アリソンと私は25年間、インディーズで作品を撮り続けています。今回で3作目になります。彼女と私は常にロサンジェルスを舞台にした実際の音楽シーンをドキュメンタリー・タッチで描くことを実践してきました。この映画に出てくる人たちはすべて実際のミュージシャンで、自分たちで曲を書いて演奏している人たちです。ヘア・アクセサリーを着けてロック・スターを演じるトム・クルーズは、私たちの映画には登場しません。

 


 

 









■監督:

アリソン・アンダース Allison Anders
1954年、アメリカ合衆国ケンタッキー州生まれ。カルフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で映画製作を学び、1987年、『ボーダー・レディオ』で映画監督デビュー。
『Mi Vida Loca』が1993年のカンヌ監督週間で公開。1999年から、『セックス・アンド・ザ・シティ』、『Lの世界』、『コールド・ケース 迷宮事件簿』などの人気テレビシリーズを監督している。  

カート・ヴォス Kurt Voss
1963年、アメリカ合衆国カリフォルニア州生まれ。1987年、『ボーダー・レディオ』で映画監督デビュー。
『ハートブレイク・タウン』(92)に脚本家として参加。また、ミュージシャンとしても、自身のバンドThe Hindi Gunsでも活動している。『ストラッター』のテッサ役のサラ・アシュレーと2012年結婚。

■スタッフ
監督・脚本・製作:アリソン・アンダース、カート・ヴォス
撮影:カート・ヴォス
編集:クリス・フィグラー、アーロン・ロッティングハウス
音楽:J・マスシス

     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://strutter-the-movie.com/

(C) 2012 Allison Anders and Kurt Voss
2012年/アメリカ/B&W/87分
原題:Strutter
配給:フルモテルモ、コピアポア・フィルム