ウォールフラワー
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■キャスト ローガン・ラーマン、エマ・ワトソン、エズラ・ミラー |
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プロムの夜、チャーリーは定位置の壁際にいた。自分たちが大好きな曲に変わり、フロアの中央へ走り出すサムとパトリック。周囲を圧倒する存在感でハデに踊る二人を見て、ぎこちなくリズムにノリながら、ダンスの輪に入るチャーリー。ついに、壁の花からの卒業だ。 サムとパトリック、仏教徒でパンクのメアリー・エリザベス、映画学科志望のアリスで編集するミニコミ誌を手伝い、彼らがパフォーマンスする『ロッキー・ホラー・ショー』を応援に行き、文才を認めてくれるアンダーソン先生に個人指導を受け、サムの大学受験の勉強を手伝い──チャーリーの毎日は楽しいことだらけだ。つまらないのは、サムの彼氏がチャラい大学生だという事実だけ。
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■プロダクション・ノートより 大ベストセラー小説を、自らの手ですぐに脚色しなかったワケ 1987年、17歳のスティーブン・チョボスキーは、ピッツバーグで開催された映画祭で、ホラーの帝王ジョージ・ロメロ監督に、「恐怖心を忘れるな。1作目の脚本が製作されることを願う」と書かれたサインをもらう。結局、1作目の脚本の製作は叶わなかったが、最初の小説「ウォールフラワー」は1999年に出版され、ある学校では必読書として、他の学校では禁書として扱われ、カルト的人気を博した。 小説の驚くべき成功によって、映画化のオファーがいくつも届いたが、チョボスキーはすべて断り、他の映画やTVシリーズの脚本に携わった。だが、ある時期がきたら、チャーリーの物語に戻るつもりだった。小説に誠実な脚本を書く準備が整うまで、自身の腕を磨こうとしていたのだ。 映画界の伝説的人物からの、重大なアドバイス チョボスキーが自身の小説を脚色していることを聞き付けた、ミスター・マッド・プロダクションズのプロデューサー、リアンヌ・ハルフォン、ラッセル・スミス、そしてジョン・マルコヴィッチは、彼に連絡を取った。初監督はいつでも最大未知数だが、彼らは全員チョボスキーが監督する必要があるという意見で一致していた。
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■監督:スティーブン・チョボスキー 1970年、アメリカ、ペンシルべニア州生まれ。南カリフォルニア大学映画・テレビ学部脚本科卒業。初監督作『The Four Corners of Nowhere』(95)は、サンダンス映画祭でプレミア上映される。 ■スタッフ 監督・原作・脚本:スティーブン・チョボスキー 撮影:アンドリュー・ダン 美術:インバル・ワインバーグ 衣装:デヴィッド・C・ロビンソン 編集:メアリー・ジョー・マーキー 音楽:アレクサンドラ・パッドサヴァス 製作:ジョン・マルコヴィッチ、リアンヌ・ハルフォン、ラッセル・スミス |
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原題:The Perks of Being a Wallflower 2012/アメリカ/103分/カラー/ビスタ 日本語字幕:石田泰子 配給:ギャガ
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