ワレサ 連帯の男
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■キャスト ロベルト・ヴィェンツキェヴィチ(レフ・ワレサ) アグニェシュカ・グロホフスカ(ダヌタ・ワレサ) マリア・ロザリア・オマジオ(オリナ・ファラチ) ミロスワフ・バカ(クレメンス・グニェフ―造船所所長) マチェイ・シュトゥル(神父) ズビグニェフ・ザマホフスキ(ナヴィシラク―公安職員) ツェザルィ・コシンスキ(マイフシャク―公安職員) |
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しかし1981年12月、戒厳令布告直後、ワレサは住宅から連れ去られ、この1年間の軟禁は、彼にとって大きな試練となった。ワレサは自由を奪われ、活動家の仲間との接触を剥奪される中で、政府への協力を求められるが拒む。 1982年11月にソ連邦のブレジネフ書記長が死去した直後、ワレサは軟禁から解放され、グダンスクで民衆の熱狂的な歓迎を受け、ふたたび運動に身を投じてゆく。1983年10月、ノーベル平和賞を受賞、出国を許されないワレサに代わり、ダヌタがノルウェイで行われた授賞式に出席、スピーチを行った。この受賞は彼の同胞にとっても励ましになった。
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アンジェイ・ワイダ監督: インタビュー Q:なぜ監督は、政治的にこれほど困難な映画の製作を決断したのですか? Q:現在のシナリオで映画『ワレサ 連帯の男』を作ろうと決める前に、別のシナリオを没にしたのですか? Q:主役を演じる俳優について、監督は具体的な俳優を思い浮かべていましたか? カメラ・テストをしてからようやく、誰がその役を演じるかが決まったのですか? Q:この映画は誰に向けて作られましたか? (プレス資料より) |
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■監督:アンジェイ・ワイダ 1926年、ポーランド、スヴァウキ生まれ。第二次世界大戦中に、対独レジスタンス運動に協力、戦後、クラクフ美術大学に入学した後、ウッチ国立映画大学に転学し卒業。 1954年、『世代』で長篇映画監督デビュー。1957年『地下水道』でカンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞。1959年『灰とダイヤモンド』でヴェネチア国際映画祭国際批評家連盟賞受賞。1971年、『白樺の林』でモスクワ国際映画祭金賞受賞。1978年『大理石の男』でカンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞受賞。1981年『鉄の男』でカンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞。 同年の戒厳令で、ポーランド映画協会長などの座を追われ、海外での映画製作を余儀なくされる。1986年『愛の記録』でポーランド映画界に復帰。1987年京都賞を受賞。その受賞賞金を基金として、クラクフに日本美術技術センターの設立を宣言。1989〜1991年、ポーランドの上院議員を務めた。1994年、磯崎新の設計による日本美術技術センター(現日本美術技術博物館)がクラクフに完成。その後、高松宮殿下記念世界文化賞、米アカデミー賞特別名誉賞、ベルリン国際映画祭金熊名誉賞などを受賞。 ■スタッフ 監督:アンジェイ・ワイダ 脚本:ヤヌシュ・グウォヴァツキ 撮影:パヴェウ・エデルマン 美術:マグダレナ・デュポン 衣装:マグダレナ・ビェドジツカ 編集:グラジナ・グラドン、ミレニャ・フィェドレル 音楽:パヴェウ・ムィキェティン |
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原題:Wałęsa. Człowiek z nadziei |
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